内容説明
言葉をめぐる経験をやわらかな筆致でつづった、心にしみるエッセイ!
目次
はじめに―希望って何だろう?(ぼくにとって)
救われた言葉(焦らず、着実に;誰かが見てる;好きを大事に ほか)
言葉と出会うための言葉(神は細部に;しなやかに弱く;使い慣れた言葉で ほか)
気づきをくれた言葉(とんかつ定食をいつでも;コーヒーをこくんと飲む;お弁当温めますか ほか)
著者等紹介
白井明大[シライアケヒロ]
詩人。1970年東京生まれ、横浜育ち。司法浪人から書店アルバイトを経て、27歳でコピーライターとして就職。以後、会社を転々とし、2001年よりフリーランスとして活動。2002年、ホームページ「無名小説」で詩を発表しはじめる。2004年、第1詩集『心を縫う』(詩学社)を上梓。2011年、沖縄へ移住。2012年に刊行した『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』が静かな旧暦ブームを呼び、30万部のベストセラーに。2016年、『生きようと生きるほうへ』(思潮社)が第25回丸山豊記念現代詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
43
当たり前の言葉。少し表現を変えると、使い慣れた言葉。使い慣れない言葉は、自分の中で腑に落ちていない。そんな、当たり前の言葉だからこそ、じんわりと響いてくる。流行の、専門的過ぎる言葉は新薬で、当たり前の使い慣れた言葉は漢方薬なのだと思う。ふと、時間を置いて、時間を止めてみること。そんなことの大切さが、平易な言葉で綴られていて、五感に沁みる。2023/10/19
Kiro
10
さらっと読んだ。またさらっと読みたい。なんかいい感じの本。2021/01/05
Ayakankoku
9
当たり前の言葉が自分の心に寄り添ってくれる、そんな気づきがあるエッセイ2023/10/12
KTakahashi
5
タイトルを見て手にした本です。エッセイを読みながら,この人はどんな人だろうと想像します。それがエッセイを読む楽しみ。2019/08/20
宙船
4
スラスラ読める。自分を形作るのは、好きなもの。何に惹かれ選ぶかが、深いところで精神の地層を厚くし言葉を培う。貧富の差はおかしい。平等に暮らしていけるように。ほんというに大切なものは、目にみえないもの。誰にも侵されないもの。ステキな言葉2019/08/20
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