出版社内容情報
1932年から39年まで、亡命中のトロツキーの秘書をつとめた著者の回想記。知られざる事件や、トロツキーの死後、
内容説明
トルコ領プリンキポ、フランス、ノルウェー、そしてメキシコ・コヨアカン。スターリンに追放された革命家と行動をともにした若きフランス人秘書が綴った7年間の回想記。人間トロツキーの姿が鮮烈に甦る。
著者等紹介
ヴァン・エジュノール,ジャン[ヴァンエジュノール,ジャン] [van Heijenoort,Jean]
1932年10月、20歳のときトルコ領プリンキポ島に亡命していたトロツキーの個人秘書となり、以後1939年11月まで、フランス、ノルウェー、メキシコでトロツキーとともに過ごす。その後アメリカのトロツキー活動家となる。記号論学を専攻。アメリカ・ブランダイズ大学名誉教授。1986年、メキシコで没する
小笠原豊樹[オガサワラトヨキ]
1932年生まれ。2014年没。2014年に著書『マヤコフスキー事件』で第65回読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。また岩田宏名義で、詩をはじめ随筆、小説、評論を多数発表。1966年に『岩田宏詩集』で藤村記念歴程賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Y田
7
「過激派」くらいの予備知識しかないが前からトロツキーについても知りたいと思っていた。細かい人物相関や背景知識については理解出来ていない部分もかなり多いが、亡命生活がどんな感じだったのか、またトロツキーがどういう感じの人だったかは伝わってきた。几帳面な性格のエピソードや恋愛のエピソードなど、一人の人間だったんだなってのがよく分かる。◆亡命先を転々として、暗殺やスパイを気にしながらまだ革命やろうとしてるっていう、、ヤバいメンタルだなと思う。今だから幻想だと言えるけど… まあそういう時代だったんだな…😑2023/04/20
どうろじ
0
彼はロシアから遠く離れてもボルシェビキと同じ側に立っているつもりだったのだろうか。知識が足りず分からないことだらけだ。2020/04/27