出版社内容情報
江戸時代の270藩が今の47都道府県になった。今の県の成り立ちは藩を通して見るとよくわかる。各地の交流や伝播、名物や食べものなど、
内容説明
江戸時代、全国に270ほどあった藩はいわば独立の自治体だった。しかし、藩を越えての交流は各地で活発に(あるいは秘密裡に)行われていた。こうした藩と藩の交流エピソードを47都道府県別に紹介。さらに、各都道府県の主な藩、廃藩置県の顛末なども解説する。なぜ遠く離れた土地同士に似通った祭りや郷土料理があるのか、同じ県民同士なのに地域によって仲が悪いのはなぜか?かつての藩を知ることで、現在の県民性も深く理解できる。誰かに話してみたくなるオモシロ県別地誌読み物。
目次
1 東北・北海道篇
2 関東・甲信越篇
3 北陸・東海篇
4 近畿篇
5 中国篇
6 四国篇
7 九州・沖縄篇
著者等紹介
赤岩州五[アカイワシュウゴ]
1948年、長崎生まれ。金沢で育つ。同志社大学卒業
北吉洋一[キタヨシヨウイチ]
1951年、東京生まれ。早稲田大学文学部中退。ヴァン・ジャケット宣伝部にて「VAN99ホール」の企画を運営。その後、食、旅、歴史を主要テーマとした執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みこ
16
江戸時代の藩が現在の都道府県にそのまま移行したわけではないのでその成り行きを期待して購読。思っていたのとはちょっと違い、県の成り立ちは半分、残り半分は国替えなどで大名が引っ越しした際に生活習慣や食文化も一緒に持って行ったのでこっちとあっちで同じ伝統が息づいていたという話。トリビアの宝庫なので地理マニア、地方文化マニアにはお勧め。2020/03/28
あまみ
15
47都道府県単位で藩の紹介をしている。 当然1県に複数の藩があるが、藩単位でなく県単位。 図書館本なこともあって、興味のある県しか読まなかった。 2024/01/15
ひよこ
1
P4"この藩とあの藩はかつてひょんなところでつながっていた。その往来を想像すると、それぞれの藩の表情が、県のありようが、豊かでいきいきとしたものになってくる。そんな関係を全47都道府県から拾い出してみた。"2020/11/07
しょー
1
藩や廃藩置県に興味があって手に取った本。たまたま見たNHKの知恵泉って番組でも廃藩置県を取り上げてたので合わせ技で少し理解が進んだ。地図が多くて嬉しい。2019/05/01