出版社内容情報
絶滅種再生や人工知能、ブラックホールにゾンビまで。
映画から科学の最前線が見えてくる！
「デロリアン」は理論的に可能？――バック・トゥ・ザ・フューチャー
遺伝子操作で賢いサルは作れる？――猿の惑星
人間の行動を変える病原体が存在する――28日後…
カンフーを脳にインストールする方法はある？――マトリックス
火星旅行が健康に与える影響は？――オデッセイ
絶滅種の再生は原理的には可能――ジュラシック・パーク
……などなど！
初歩からわかるあっぱれな解説で、映画の世界が、現実の科学者の挑戦（と危険な実験！）や、私たちの日常へと結びついていく。
『エイリアン』『猿の惑星』から『インターステラー』『エクス・マキナ』まで、新旧名作SF映画の科学に正面から切り込んだ、
笑いも無駄に詳しい知識も満載の一冊。映画よりも面白い！
【本書に登場する映画】
『オデッセイ』……火星旅行は身体に良い？
『ジュラシック・パーク』……絶滅種は再生すべき？
『インターステラー』……ブラックホールで何が起こる？
『猿の惑星』……遺伝子操作でチンパンジーは人間並みになる？
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』……タイムトラベルでできること
『28日後…』……ウイルス感染で人間はゾンビになる？
『マトリックス』……人間はシミュレーション世界を生きている？
『ガタカ』……遺伝学は完璧な人間を生み出す？
『エクス・マキナ』……人工知能は意識を持つ？
『エイリアン』……地球外生命体に会いたい？
はじめに
第1章 オデッセイ
――どうやって火星に行くのか？ 火星での休暇は健康にいいのか？ 本当に火星で生きていけるのか？
・火星にひとりぼっち
・火星にたどりつくまで
【コラム】火星の呪い
【コラム】スイングバイ航法など、宇宙旅行でのクールな技術
・火星旅行はどれだけ身体に悪いのか？
【コラム】火星に向かう途中の、よくある１日
・火星での暮らし
【コラム】極限のサバイバー
第２章 ジュラシック・パーク
――恐竜は本当にあんな感じだったのか？ 恐竜をよみがえらせることは可能か？ 科学を用いて絶滅種をよみがえらせるべきなのか？
・恐竜には羽があった？
【コラム】恐竜の穏やかな一面
・絶滅種の再生は原理的に可能
【コラム】リョコウバト、また旅行できる日は来るのか？
・絶滅種は再生させるべきなのか？
【コラム】カオス理論――絶滅種の再生は必ず悪い方向に進むのか？
第３章 インターステラー
――ブラックホールは本当にあるのか？ ブラックホールに落ちたらどうなるのか？ 私たちに量子データは本当に必要か？
【コラム】巨人の名をもつガルガンチュア
・時空にぽっかり開いた穴
・ブラックホール近くで起こること
【コラム】ブラックホールを題材とした映画あれこれ
・量子と重力の出会うところ
【コラム】求む、「万物の理論」
第４章 猿の惑星
――いかにして人間は頂点にたどり着いたのか？ 他の動物にその地位を奪われることはあり得るのか？ 遺伝子操作で超絶に賢いチンパンジーを作ることはできるのか？
・ヒトが勝利をおさめるまで
・人類が敗者となるとき
【コラム】人類を滅亡させうるもの
【コラム】ドブネズミの台頭
・サルは人間と同じようになるのか？
【コラム】脳のスープはいかが？
第５章 バック・トゥ・ザ・フューチャー
――タイムトラベルは可能なのか？ タイムマシンの作り方とは？ 自分自身を歴史から消すことはできるのか？
・タイムマシンなしで未来へ行く方法
【コラム】あなたのお母さんが……
・タイムマシンってどんな形？
【コラム】タイムマシンの組み立て方
・タイムトラベルで自分を殺せるか？
【コラム】恐竜はメニューにありません
第６章 28日後…
――私たちはウイルスを恐れるべきか？ どうすれば感染から身を守れるのか？ ウイルスによって人間はゾンビに変わりうるのか？
・ウイルスの中身はどうなっているのか？
【コラム】世界最大のウイルス
・感染から身を守るには？
【コラム】感染を抑え込む方法――検疫隔離
・人間を凶暴にするウイルスはあるのか？
【コラム】最悪の感染
第7章 マトリックス
――私たちはシミュレーションの中で生きているのか？ 「バレットタイム」を経験できるのか？ いずれ、瞬間的に学習できるようになるのか？
・この世はシミュレーションなのか？
・こうすれば時間が止まって見える？
【コラム】今を生きることは不可能
・カンフーを脳にインストールする方法
【コラム】ネクタイの結び方は何通りあるか
第８章 ガタカ（GATAKA）
――私たちは単なる遺伝子を超えた存在なのか？ 遺伝子に基づく予測はどのくらい当たるのか？ 遺伝子を使って完璧な人間を生み出すべきか？
・人は遺伝子で決まるのか？
【コラム】環境が遺伝子に与える影響
・遺伝子で運命を予測できるのか？
【コラム】おかしな名前の遺伝子
・遺伝子の欠陥は取り除ける？
【コラム】指が12本あるピアニストを作ることができるか？
第9章 エクス・マキナ
――人工知能とは何か、また、人工知能には何ができるのか？ 機会は意識をもちえるのか？ いずれ私たちは自然な人間の知能を超えるのか？
・機械は知性を持つのか？
【コラム】複雑な処理と知性の違い
・機械が意識を持つ時
【コラム】ロボット時代の性と死
・「スーパーインテリジェンス」が出現したら人間はどうなるのか？
【コラム】適者生存
第10章 エイリアン
――エイリアンはどんな姿なのか？ 宇宙には私たちしかいないのか？ 私たちは本当にＥＴ（地球外生物）を見つけたいのか？
・エイリアンはどんな姿？
【コラム】進化を止める壁、グレートフィルター
・エイリアンはどこにいる？
【コラム】人間はどの程度速く移動できるか？
【コラム】人々はエイリアンにさらわれているのか？
・私たちは本当にＥＴ（地球外生物）を見つけたいのか？
・宇宙の果てに送るメッセージ
【コラム】「ゴールデンレコード」をアップデートしよう
謝辞
本書に登場する映画
リック・エドワーズ［リック エドワーズ］
著・文・その他
マイケル・ブルックス［マイケル ブルックス］
著・文・その他
藤崎 百合［フジサキ ユリ］
翻訳
内容説明
初歩からわかるあっぱれな解説で、映画の世界が、現実の科学者の挑戦（と危険な実験！）や、私たちの日常へと結びついていく。『エイリアン』『猿の惑星』から『インターステラー』『エクス・マキナ』まで、新旧名作ＳＦ映画の科学に正面から切り込む、笑いと無駄に詳しい知識が満載の一冊。映画よりも面白い！
目次
第１章 オデッセイ―どうやって火星に行くのか？火星での休暇は健康にいいのか？本当に火星で生きていけるのか？
第２章 ジュラシック・パーク―恐竜は本当にあんな感じだったのか？恐竜をよみがえらせることは可能か？科学を用いて絶滅種をよみがえらせるべきなのか？
第３章 インターステラー―ブラックホールは本当にあるのか？ブラックホールに落ちたらどうなるのか？私たちに量子データは本当に必要か？
第４章 猿の惑星―いかにして人間は頂点にたどり着いたのか？他の動物にその地位を奪われることはありえるのか？遺伝子操作で超絶に賢いチンパンジーを作ることはできるのか？
第５章 バック・トゥ・ザ・フューチャー―タイムトラベルは可能なのか？タイムマシンの作り方とは？自分自身を歴史から消すことはできるのか？
第６章 ２８日後…―私たちはウイルスを恐れるべきか？どうすれば感染から身を守れるのか？ウイルスによって人間はゾンビに変わりうるのか？
第７章 マトリックス―私たちはシミュレーションの中で生きているのか？「バレットタイム」を経験できるのか？いずれ、瞬間的に学習できるようになるのか？
第８章 ガタカ（ＧＡＴＴＡＣＡ）―私たちは単なる遺伝子を超えた存在なのか？遺伝子に基づく予測はどのくらい当たるのか？遺伝学を使って完璧な人間を生み出すべきか？
第９章 エクス・マキナ―人工知能とは何か、また、人工知能には何ができるのか？機械は意識をもちえるのか？いずれ私たちは自然な人間の知能を超えるのか？
第１０章 エイリアン―エイリアンはどんな姿なのか？宇宙には私たちしかいないのか？私たちは本当にＥＴ（地球外生物）を見つけたいのか？
著者等紹介
エドワーズ，リック［エドワーズ，リック］ ［Ｅｄｗａｒｄｓ，Ｒｉｃｋ］
ライター、テレビ司会者。デビュー作『Ｎｏｎｅ ｏｆ Ａｂｏｖｅ』はイギリスの政治状況を解説した本で、アマゾンＵＫで５位を記録したことがある。ケンブリッジ大学で自然科学の学位を取得
ブルックス，マイケル［ブルックス，マイケル］ ［Ｂｒｏｏｋｓ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
著述家、科学ジャーナリストで「ニューサイエンティスト」誌のコンサルタント。量子力学で博士号を得た
藤崎百合［フジサキユリ］
高知県生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科、博士課程単位取得退学。訳書『生体分子の統計力学入門』をはじめ、科学や映画に関する書籍や、字幕の翻訳に携わっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
