日本の鉄道は世界で戦えるか―国際比較で見えてくる理想と現実

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日本の鉄道は世界で戦えるか―国際比較で見えてくる理想と現実

  • 川辺 謙一【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794223241
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0065

出版社内容情報

「世界一」というのは、思い込みに過ぎない。
日本の鉄道は、特殊すぎる。特殊すぎて、世界で役立つ場所が見つからない――。日英仏独米を徹底比較、日本の鉄道の「立ち位置」を探る!

「日本の鉄道は世界一」という誤解が日本の鉄道を苦しめている。
世界で初めて高速鉄道を実現した国、日本。毎年、新規開業や延伸があり、相互乗り入れや増発などでサービスも向上し続けたため、日本人は「日本の鉄道は世界一」と自然に考えてきた。だから新幹線輸出も当然、うまく行くはず、だった――。日英仏独米の鉄道を比較することで、日本の鉄道のあまりに特殊な立ち位置を明らかにし、漠然とした楽観主義に警鐘を鳴らす、国際比較鉄道論。

[内容より]
日本ほど鉄道に向いている国はない
日本の鉄道は特殊である
日本の特殊性が生んだ「鉄道万能論」
「世界一」というのは思い込みに過ぎない
過剰な期待が海外展開の障害となる

はじめに
第1章 日本の鉄道は特殊である
1・1 鉄道利用者数が極端に多い国、日本
1・2 なぜ日本で鉄道が特異的に発達したのか
第2章 日本の鉄道を海外と比較
2・1 英仏独米日の鉄道をくらべる
2・2 鉄道史をくらべる
2・3 鉄道の現状をくらべる
第3章 日本と海外の都市鉄道をくらべる
3・1 米英仏独日の都市鉄道をくらべる
3・2 都市鉄道史をくらべる
3・3 より具体的にくらべる
第4章 日本と海外の高速鉄道をくらべる
4・1 日英仏独米の高速鉄道をくらべる
4・2 高速鉄道史をくらべる
4・3 リニアとハイパーループによる高速化
4・4 より具体的にくらべる
第5章 空港アクセスと貨物の鉄道を国際比較
5・1 空港アクセス鉄道
5・2 貨物輸送
第6章 イメージと現実のギャップ 172
6・1 日本人は鉄道が好き?
6・2 日本の鉄道技術は世界一なのか
6・3 鉄道ができると暮らしが豊かになるのか
6・4 鉄道に対する認識のギャップ
6・5 認識のギャップが過剰な期待を生じさせる
第7章 これからの日本の鉄道と海外展開
7・1 鉄道の維持は難しくなる
7・2 鉄道が時代の変化に対応するには
7・3 鉄道の海外展開を成功に導くには
7・4 「競争」から「融合」へ
第8章 国際会議で見た日本の鉄道の立ち位置
8・1 第9回UIC世界高速鉄道会議
8・2 イノトランス2016
おわりに

参考文献

川辺謙一[カワベ ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

「日本の鉄道は世界一」という誤解が日本の鉄道を苦しめている。世界で初めて高速鉄道を実現した国、日本。毎年、新規開業や延伸があり、相互乗り入れや増発などでサービスも向上し続けたため、日本人は「日本の鉄道は世界一」と自然に考えてきた。だから新幹線輸出も当然、うまく行くはず、だった―。日英仏独米の鉄道を比較することで、日本の鉄道のあまりに特殊な立ち位置を明らかにし、漠然とした楽観主義に警鐘を鳴らす、国際比較鉄道論。

目次

第1章 日本の鉄道は特殊である
第2章 日本の鉄道を海外と比較
第3章 日本と海外の都市鉄道をくらべる
第4章 日本と海外の高速鉄道をくらべる
第5章 空港アクセスと貨物の鉄道を国際比較
第6章 イメージと現実のギャツプ
第7章 これからの日本の鉄道と海外展開
第8章 国際会議で見た日本の鉄道の立ち位置

著者等紹介

川辺謙一[カワベケンイチ]
交通技術ライター。1970年三重県生まれ。東北大学大学院工学研究科修了後、メーカー勤務を経て独立。高度化した技術を一般向けに翻訳・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

26
オジサンたちは鉄道が好きだ。技術は世界一だし、安全だし、正確だし、時には哀愁も漂わせる鉄道を嫌いになれるわけがない!とでも思っているw。週刊東洋経済には定期的に特集が組まれるほどで、日本の鉄道150年の節目に当たる今年は特に色々なところで取り上げられている。鉄道好きとしては嬉しいが、ただ残念ながらコロナ禍以降はほとんど乗っておらず、鉄道の楽しみ方を忘れそうだが、そんな時、こういう本を読むのは楽しい。▼日本の鉄道と、日本が明治期に導入した際に参考とした英、仏、独、米国の鉄道事情を様々な項目で比較しながら⇒2022/10/21

Tenouji

13
私も漠然と「日本の鉄道は素晴らしい」と考えていたが、どこが良くて、どこが悪いのか、もちろん視点によって違うのだが、いろいろな見方があることを知ることができ、面白かった。多様性が大事だと言いつつ、今の世の中わかりやすい単一のモノの見方が渇望されているような気もします。しかし、論文数で言うと日本の件数が衰退している原因はなんだろう。2018/05/19

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3
丁寧でありながら冗長でない、バランスの取れた筆致の良い本でした。日本の鉄道の特異性をもっと突っ込んで述べても良いように思われましたが、一般読者向けだとこのぐらいがちょうどよいのかもしれません。筆者の観点にはおおむね同意します。しいて言えば、同じアジアの鉄道と比較するともっと面白かったと思います。高い人口密度、山がちな国土という同じような環境であっても差異が存在していますから、そこから導き出される特質はより本質に迫るものではないでしょうか。2020/01/10

カフェオレ

1
日本の鉄道は世界一である、というイメージを持っていたうちの一人として、世界から日本の鉄道がどう見られてるのかを各国との比較から見ることができたのが良かった。日本は鉄道優位な特殊な国という前提を忘れてはならないと思った。各国それぞれの地理的要因や他の交通手段の発達具合、などに合わせた発展をしているので世界一の鉄道というような言葉はふさわしくないと感じた。筆者のいうように、競合ではなく融合を目指すことの重要性を強く感じた。 就活で鉄道会社を選ぼうかと思っていたが、本書を読んで考え直した。2019/08/22

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