出版社内容情報
原発事故から原油流出、大洪水や山火事、さらには軍事的大失敗に金融崩壊や感染症大流行、大規模リコールまで、幅広い領域にわたる事例を解説。リスクの無視・隠蔽・非共有がもたらす重大事態を指摘する。洋の東西も、業種も、時代も越える、大惨事の共通項が明らかに。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
59
心の弱さの齎す人災。欲と責任。前者は金銭・権力・名誉など、後者は胆力の有無。本著の文書構成が、これらをより鮮明化。事例が示す人が繰り返す愚かさ。故に、本著も提言する改善プロセスや仕組みに新鮮味がないのも至極当然。失うものとは、人、生き物、そして自然。お金で買えない大切な何かである・・・。自然への冒涜と、自然からの教え。そんな読後感。学校教育でも、事象のみを取り扱うのではなく、真の原因を含めたLLの教育が、必要な気がする。2018/03/01
更紗蝦
28
情報隠蔽によって起こった大惨事の事例を分析し、そこから導き出される普遍的要因を提示し、これからのリスクマネジメントに実践的に活かすことを目指して書かれた本です。組織論や心理学の視点があるのはもちろんのこと、政治面での分析もかなり鋭く、福島第一原発事故の事例では自民党政権の責任に言及しているところが凄いと思いました。ただ、人の命に関わるリスクが「死者の人数」だけで分析されているふしがあり、スリーマイル島原発事故の健康被害が明らかに過小評価されているのが気になります。2018/11/29
Shin
15
スリーマイル島原発事故、チャレンジャー号爆発事故、サブプライム危機、そして福島原発事故。歴史に残る工業的・商業的大惨事に共通するのは「情報の不適切な取り扱い」にあるとの観点から、事故・不祥事の詳細なケーススタディを行い、そこから得られる教訓を提示する。惨事を防ぐために必要な情報は、たいていの場合存在する。ただ、それは短期的な利益志向や、上から良く見られたいという組織的配慮などから隠蔽され、活用されないままに終わってしまう。人間は組織を作らねば大きな仕事はできないが、不正直が生み出すのは大きな厄災である。2018/10/22
Hiroki Nishizumi
4
人間の姑息さは世界共通だと感じる。要因を30に整理しているのは参考になった。2019/08/22
takao
3
ふむ2022/09/05
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