出版社内容情報
民族の遠い昔を伝える『ギリシア神話』物語「うしろをふりむいたオルフェウス」「王さまの耳はロバ耳」「トロイアの木馬」ほか、ギリシアの神々と英雄たちの美しい話、勇ましい話、また悲しい話などを収録 小学中級から
内容説明
海も空も青く明るい古代ギリシアに生まれた、神々と人間との物語ギリシア神話。あけてはいけないといわれた箱から、人間を苦しめるわざわいが飛びだしてくる「パンドラの箱」、おしゃべりで女神ヘラをおこらせ、相手のいうことばをくりかえすことしかできなくなった「山びこになったエコー」をはじめ、読みはじめたらやめられない物語の数々。小学中級以上向き。
目次
1 雲につつまれた山の中に
2 神々の願いごと
3 かわる姿形
4 夜空にかがやく神話
5 ヘラクレスの大冒険
6 青い海原、高い空
7 トロイアの戦い
8 オデュセウスのふしぎな航海
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
52
最近、『王女メディア』を読んだのと、冬の大三角形が見えにくくなり、ヒヤシンスや水仙が咲く時期になったので再読。小学生の時にこの本と一緒に星座についての伝承を集めた本も読んだ思い出があります。別の本ではギリシャ神話は結構、血腥かったり、不倫や嫉妬、情念が描かれていて吃驚したことも^^;再読して特に印象的だったのは、予言が当たらないようにしても結局は当たってしまうという矛盾。災いの原因を排除したはずなのに逆に当たる確立を高めているというパラドックス。ここに「起きることをなかったことにできない」という現実がある2015/03/29
いくら丼
9
ふううむ。どこかで見たことのあるような固有名詞やエピソードが多いですね。そのつもりで読んだとはいえ、咄嗟にどこで見たか思い出せないのも多い。こうなると、やはり知っておくと普段がもっと楽しくなるんだろう。昨日読了したギリシア史の本で触れられていた話も、ああそういうことだったのね、としばしば。ただ、それぞれに歴史や地理の研究に基づいた解説が入ると嬉しいなあと思っちゃうのが罪深い(笑)さすがに青い鳥文庫では土俵違いの気がするので、これはこれで良いんでしょうwでもやっぱり個人的には、科学的背景がわかる方が面白い。2022/09/13
lovemys
6
ひとつひとつの物語が、あっけなく、あっさりとしていて、子どもには面白いかもしれないけど、色々知っている大人には、とっても物足りなかった。けど、まぁ、知っておいたほうがいい物語が網羅されているし、ギリシャ神話のトリビアも結構載っていたし、まぁまぁかな?って感じです(笑)もうちょっと詳しく描いてくれていたら良かったな。2015/11/05
真白
1
文化が違えども考えることは同じか・・って。 フクザツな気持ち。
まりも
1
つまんなかったときに読みました2008/08/09