出版社内容情報
卓越した手腕と技術者魂により、極秘裏に進められた完成までの一部始終と、戦後日本に継承された真の業績を、製造現場から探る。
内容説明
建造責任者が残した一千枚超の未公開手記により初めて明かされた。世界最大の戦艦建造の全容!
目次
序章 海軍造船に西島あり
第1章 海軍造船大尉西島亮二の誕生
第2章 科学的生産管理法への第一歩
第3章 次々と新技術を導入
第4章 相次ぐ大惨事
第5章 戦艦「大和」建造計画
第6章 建造準備は着々と
第7章 前代未聞の複雑な巨大戦艦
著者等紹介
前間孝則[マエマタカノリ]
ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退社後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
23
本書の冒頭でも指摘しているが戦艦大和を題材にするとスペック自慢の大和礼賛本になるか大艦巨砲主義の象徴として批判されるのかのどちらかだ。しかし、本書では史上最大の戦艦建造計画が決まる前段階から始めて当時の建艦技術の実態、鋲接と溶接の対立など技術的なところも深く踏み込んでいてとても面白い。ただ、西島大佐への過大評価の印象が強く、科学的生産管理と工程管理というが大和の場合は過剰な情報統制のせいで図面に詳細な寸法を書き入れないという意味不明さがあり、とても生産管理がしっかりしていたとは思えない。2022/04/02
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