草思社文庫<br> 若い読者のための第三のチンパンジー―人間という動物の進化と未来

個数:
  • ポイントキャンペーン

草思社文庫
若い読者のための第三のチンパンジー―人間という動物の進化と未来

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月30日 01時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794222800
  • NDC分類 469
  • Cコード C0145

出版社内容情報

ジャレド・ダイアモンド博士が一般向けに書いた最初の著作『人間はどこまでチンパンジーか?』(王立協会科学図書賞受賞作、新曜社)を、より多くの読者に読んでもらうべくダイジェスト。なぜ「人間」はほかの動物とここまで異なるのか? そもそも「人間」とは何か? という大テーマをさまざまな角度から考察。博士の思想のエッセンスがコンパクトに凝縮された一冊が文庫で登場!

内容説明

チンパンジー(コモンチンパンジー)、ボノボ(ピグミーチンパンジー)と人間の遺伝子はじつに「98.4%」が同じ。つまり人間は三番目のチンパンジーともいえるのだ。たった「1.6%」の差異が、なぜここまで大きな違いを産み出したのか?分子生理学、進化生物学、生物地理学等の幅広い知見と視点から、壮大なスケールで「人間とは何か」を問いつづけるダイアモンド教授の記念すべき第一作『人間はどこまでチンパンジーか?』を、より最新の情報をふまえて約半分のボリュームに凝縮した。名著『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』で展開されるテーマが凝縮された、より広い読者のための「ジャレド・ダイアモンド入門書」。

目次

第1部 ありふれた大型哺乳類(三種のチンパンジーの物語;大躍進)
第2部 奇妙なライフサイクル(ヒトの性行動;人種の起源;人はなぜ歳をとって死んでいくのか)
第3部 特別な人間らしさ(言葉の不思議;芸術の起源;農業がもたらした光と影;なぜタバコを吸い、酒を飲み、危険な薬物にふけるのか;一人ぼっちの宇宙)
第4部 世界の征服者(最後のファーストコンタクト;思いがけずに征服者になった人たち;シロかクロか)
第5部 ひと晩でふりだしに戻る進歩(黄金時代の幻想;新世界の電撃戦と感謝祭;第二の雲)

著者等紹介

ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
1937年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。アメリカ国家科学賞受賞。著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)でピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。同書は朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位に選ばれた

ステフォフ,レベッカ[ステフォフ,レベッカ] [Stefoff,Rebecca]
歴史・科学読物作家。ハワード・ジン『民衆のアメリカ史』をもとにした『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』(あすなろ書房)など、名著についての若い読者向けの編著で定評がある

秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒業後、出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
ダイアモンドの本はいくつか読んでいますがこれは処女作なのですね。その後に発表した作品などの内容を加えて、若干ダイジェスト版にしているようです。最近映画の「猿の惑星」の最終版を見たせいかこの内容が印象に残りました。様々な分野についての成果を収めているような感じで知的好奇心を満足させてくれます。2017/11/03

buchipanda3

117
「人間はどのような動物にも似ていない」という文章で始まる本書は、人間というユニークな動物は一体何ものなのかという問い掛けをひたすら追い求めたもの。自身の根幹を知るというものだけに好奇心を大いにそそられ面白く読めた。それも科学的な見解で探求され、客観的な論述は納得のいく語りとなっている。動物の中でも特異な性行動、同じ種族同士での破滅行為などの疑問を著者は広範な学問・知識を束ねて思考しており、そのダイナミックさに感服。まさに人たらしめているのは遺伝子のみならず。起源に立ち返ることの大切さと面白さを実感した。2020/08/22

まーくん

57
「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイアモンド著。人間とはどんな動物か?僅か1.6%のDNAが異なるだけの別種のチンパンジー。単に生物学的進化にとどまらず文化的進化にまで視野を広げて考察。確かにと思うことが多々。例えば、生物学的飛躍の鍵はは言語能力の取得。なぜ、旧大陸のヨーロッパ人が新大陸を征服したか?ーアメリカ大陸が南北軸でなく東西軸方向に広がっていたら、アステカやインカがヨーロッパに侵攻してたかも。(本文読まなきゃ想像もつかない!)結局、どんな人間になるかというのは、どんな場所に住んでいるかよって決まる。2018/02/27

びす男

41
「若い読者のため」とある通り、入門編。「銃・病原菌・鉄」との重複も多いが、相変わらず興味深い■DNAではチンパンジーと1.6%の差異しか持たない人間が、なぜ栄え、種を圧倒し、景観を変えるほどの力を得たのか。言葉、道具、農業などのキーワードを交えて解説する■眉唾っぽいが、「人間はなぜタバコを吸い、危険な薬物にふけるのか」の部分が面白い。野生動物も「やせがまん」でリスクをとるのは意外だった■結びでは、進化生物学者らしい警鐘を鳴らす。種の絶滅とは、この本で綴られたような発見の芽が摘まれることも意味するのだな。2021/11/23

さきん

40
人間はチンパンジーと同属と言っても良いほどの遺伝的に近いがあまりにも習性が違う。パプアニューギニアで鳥類の研究をしていたが、部族の多様さに感銘を受けた著者がこの大きな違いの謎に挑戦する。進化の大躍進が6万年前にホモサピエンスに起きたが、これが喉であり、コミュケーション能力が劇的に高まったのではないかとしている。性生活や寿命、ジェノサイドにも言及して面白かった。2018/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11867348
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。