超監視社会―私たちのデータはどこまで見られているのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794222374
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0065

出版社内容情報

スマホの履歴やオンラインでの購買履歴、グーグルでの検索、フェイスブックの利用だけで、あなたの性癖はバレている――。すべてがネットにつながれる時代、詳細な個人情報は巨大企業が握り、データは国家による個人の監強化を促し、私たちは超監視社会とも呼ぶべき社会を生きている。コンピュータセキュリティの専門家がネットの向こう側から見たこの社会の危うさに警鐘を鳴らす。何気ないネット、スマホ利用から想像を超える情報監視が進む実態を赤裸々に描いた衝撃の一冊。

■第1部 私たちの監視社会
第1章 データはコンピュータ活用の副産物 
第2章 監視されるデータ
第3章 私たちのデータを分析する
第4章 監視ビジネス
第5 章 政府による監視とコントロール
第6 章 制度上のコントロールの統制
■第2 部 監視の目的
第7 章 政治的自由と正義
第8 章 ビジネス上の公平性と平等性
第9 章 企業の競争力への影響
第10 章 プライバシー
第11 章 安全
■第3 部 監視社会への対抗策
第12 章 原則  
第13 章 政府のための解決策  
第14 章 企業のための解決策
第15 章 私たちのための解決策  
第16 章 社会規範、そしてビッグデータの二律背反

ブルース・シュナイアー[ブルース シュナイアー]
著・文・その他

池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳

内容説明

フリーメール・SNS・ゲーム・アプリ―、あなたの行動は、どんどん漏れています!今すぐ、ネットの履歴を消さずにはいられない…。情報セキュリティの世界的権威による最新作、待望の邦訳!

目次

第1部 私たちの超監視社会(情報化時代の「排ガス」;監視されるデータ;分析されるデータ;監視ビジネス;国家の監視と統制;官民監視パートナーシップ)
第2部 なにが脅かされるのか?(政治的自由と正義;公平で平等なビジネス;企業の競争力;プライバシー;安全)
第3部 超監視社会への対抗策(原則;国家に関する提案;企業に関する提案;私たちができること;新しい社会規範)

著者等紹介

シュナイアー,ブルース[シュナイアー,ブルース] [Schneier,Bruce]
世界的な暗号研究者であり、コンピュータ・セキュリティの権威。発行するニューズレターやブログの読者は世界中で25万人を超える。ハーバード大学法科大学院のフェロー、レジリエント・システムズ社最高技術責任者(CTO)も務める

池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

92
私達が普段生活する上で様々な情報を得ている反面それ以上の個人情報が流出していることを知った。情報が流出することはそうあることではないと思っていたがそうではないこと。コンビニやドラッグストアのポイントカード、クレジットカード、グーグル他ネットの検索結果、ショッピング様々なアンケートそしてマイナンバー。監視カメラデータを紐づけすれば個人の強力なデータベースが完成しそれを利用することが可能になる。普段便利な世の中だと思っているが実は常に監視あるいは監視されることがいつでも起こりうる社会ということを知った。 2018/11/04

姉勤

31
今やネット環境がなければ生活が支障が出る時代。その便利の代償としての監視社会。知らず知らずに日常の行動が筒抜けで、現在位置やバイタル、思想信条、思考や指向、嗜好すら、国家、企業に握られている。権力(国のみにあらず)から一旦不利益と見なされれば、その情報から犯罪者(もしくは叛逆者)として拘束(抹消)される危険と、現実感が薄い改善策、防衛策を論じる。瑕疵なき正義に至る、知恵と知識と責任能力を備えた民主主義という簡単な答えがあるが、AI神に家畜と意識しないまま、使役され生きている社会の方が現実的ね。2019/12/14

mazda

19
無料なのにすごく使えるアプリを見つけると、ついラッキーと思ってしまいますが、ソフト書いている身として、あれだけの労力を払って、ユーザのために「タダ」で配るわけがないんですよね…。そう、タダと引き換えに、自分の位置情報、メールや閲覧サイトの履歴、友人情報など、丸裸にされていることは覚悟しないといけなでしょうね。これまでの世の中に比べて、監視にかかるコストが格段に下がっているので、いかに監視されないようにするかが大変です。頭隠して尻隠さず、怖い世の中です…。2018/12/04

Moca

16
あんまりの社会の挑発をやってしまうと、監視社会制度が大きくなってしまう。 そこは気をつけたら方が良いのでしょう。 そいつらは70億人分の情報のテレパシー能力を持っているのですから。 犯罪行為だとみなされて、個人情報を特定されて、刑務所行きです! ある意味、こういう社会になってきています!!2021/09/14

ケニオミ

15
図書館で何げなく手に取った本ですが、読んているときの衝撃たるや、背筋が震えるほどでした。私たちはパソコン(スマホ)の便利さにどっぷり浸かってしまって、どれほどの個人情報を自ら企業(グーグルやフェースブックなど)や国家に手渡しているか認識すらできない状態となっている。企業等に渡ってしまった個人情報は半永久的に記録保存され、濫用されれば、その情報の本来の持ち主である個人の自由を大きく侵すことになってしまう。本書の全てを紹介することはできませんので、まず本書を手に取り、現状把握して下さい。切にお願いします。2017/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11229735
  • ご注意事項