草思社文庫<br> ブラックホールを見つけた男〈上〉

個数:

草思社文庫
ブラックホールを見つけた男〈上〉

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月02日 05時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221711
  • NDC分類 440.12
  • Cコード C0142

出版社内容情報

英国へ留学していた19歳のインド人青年、チャンドラセカールの世紀の大発見は学会の重鎮エディントンによって無根拠に否定された。

英国へ留学していた19歳のインド人青年、チャンドラセカールの世紀の大発見は学会の重鎮エディントンによって無根拠に否定され続けた。ブラックホールの学説とその発見者の数奇な運命を描く傑作科学ノンフィクション。

【著者紹介】
ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学教授。邦訳されている『ブラックホールを見つけた男』(草思社)、『アインシュタインとピカソ』(TBSブリタニカ)のほか、『アルバート・アインシュタインの特殊相対性理論』『不確定性の64年』『天才のひらめき』など著書多数。

内容説明

この宇宙にはブラックホールが存在する―1930年、その事実を初めて理論的に指摘したのは、インドから来た19歳の天才少年、チャンドラセカールだった。しかし、学界の重鎮であるエディントンは、この天体物理学最大の発見を根拠なく否定し、嘲笑の的にした。その結果、ブラックホールの研究は40年近くも停滞し、チャンドラセカールの人生にも大きな影を落とすことになる。科学の発展の裏で繰り広げられてきた、あまりに人間的な科学者たちのドラマを進歩の過程とともに描く。

目次

第1部(決定的な衝突のとき;イギリスへ旅立つまで;天体物理学の巨人、エディントン;エディントンの味方と敵;英国への旅立ちから運命の日まで;エディントンの真意;新天地アメリカへ;一つの時代の終わり)

著者等紹介

ミラー,アーサー・I.[ミラー,アーサーI.] [Miller,Arthur I.]
ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学名誉教授

阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

14
天体物理学の権威エディントンに徹底的に否定され続けたインドのチャンドラセカールの話ですが、とても読みにくいです。読むのに時間がかかってしまいました。植民地出身という差別もあって、物理学の権威と闘うも誰一人として援護してくれません。量子力学者達はチャンドラの正しいことを密かに応援しますが、積極的な応援はしてくれません。それでも科学としての正しさが認められて行くのは当然の帰結です。チャンドラの負った精神的な苦悩って、まったく無益な物でした。それにしても注釈が下巻の巻末にあるってどういうことか。2015/12/26

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2025/05/28

Steppenwolf

1
G 最終評価は下を読みおえてから行う。本書の主人公チャンドラセカールは,大変高名な人である。私ですら知っていた。功成り名を遂げた人と思っていた。本書読むとケンブリッジ大学時代の苦悩が明らかとなる。天文学では互いに紳士的とは言えないけなし合いがあるのは意外だった。というのは天文学,宇宙物理何と書けば適切かわからないが,とにかく物理の一分野ぐらいに私は思っていて結構紳士的なやり取りぐらいしかなかったからである。ある意味物理とは隔たった感じを受けた。注釈を下に集中させていて上を読みながら不便と感じた。2016/01/25

Mk-2

1
物理学の最高峰難題であるブラックホールの存在を、数学から導いたら科学者の奮闘記。発見者はインドの科学者、チャンドラ。人種差別、おまけに過激な新発見という二重のハンデを抱え込みながら、旧来のレジームにしがみつく科学者、悪く言うなら、数多くの凡才と知的な蒼白い火花を散らして、その存在を問う。今でこそ、実験と理論からブラックホールの存在は広く認められたものの、WW2後間もない科学者には見過ごしならぬ、トピックだった。下巻も楽しみ。2016/01/23

ジョンブリアン

0
20世紀初頭、物理学の最も熱かった時代の物語の1つ。巨人たちがぶつかり合い、切磋琢磨して、新たな世界を獲得していく様を見事にまとめている。訳者にも拍手を送りたい。2016/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10019726
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品