出版社内容情報
英国へ留学していた19歳のインド人青年、チャンドラセカールの世紀の大発見は学会の重鎮エディントンによって無根拠に否定された。
英国へ留学していた19歳のインド人青年、チャンドラセカールの世紀の大発見は学会の重鎮エディントンによって無根拠に否定され続けた。ブラックホールの学説とその発見者の数奇な運命を描く傑作科学ノンフィクション。
【著者紹介】
ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学教授。邦訳されている『ブラックホールを見つけた男』(草思社)、『アインシュタインとピカソ』(TBSブリタニカ)のほか、『アルバート・アインシュタインの特殊相対性理論』『不確定性の64年』『天才のひらめき』など著書多数。
内容説明
この宇宙にはブラックホールが存在する―1930年、その事実を初めて理論的に指摘したのは、インドから来た19歳の天才少年、チャンドラセカールだった。しかし、学界の重鎮であるエディントンは、この天体物理学最大の発見を根拠なく否定し、嘲笑の的にした。その結果、ブラックホールの研究は40年近くも停滞し、チャンドラセカールの人生にも大きな影を落とすことになる。科学の発展の裏で繰り広げられてきた、あまりに人間的な科学者たちのドラマを進歩の過程とともに描く。
目次
第1部(決定的な衝突のとき;イギリスへ旅立つまで;天体物理学の巨人、エディントン;エディントンの味方と敵;英国への旅立ちから運命の日まで;エディントンの真意;新天地アメリカへ;一つの時代の終わり)
著者等紹介
ミラー,アーサー・I.[ミラー,アーサーI.] [Miller,Arthur I.]
ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学名誉教授
阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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