出版社内容情報
そもそもドイツはどのように脱原発へと舵を切ったか? その結果、どんな困難に直面しているか? 「日本の脱原発」がそこから学ぶべき教訓は?
ドイツ在住30 年の著者が、ドイツの原発と再生可能エネルギー事情を解説、ドイツの脱原発の苦闘ぶりをレポートし、ドイツよりエネルギー環境の厳しい日本が真似ることの危険性に警鐘を鳴らす。
■「 ドイツでは電気はあまっている」というのは本当か
■ 原発推進派だった保守政権が一夜にして脱原発に方針転換
■ 風力・太陽光発電が増えると電力網に何が起こるか
■ ドイツは再エネ電力の固定買取制度をやめたがっている
■ ドイツが脱原発にそれでもなんとか耐えられる理由
■ 日本は性急に脱原発するにはエネルギー環境が悪すぎる
【著者紹介】
1956 年、大阪府生まれ。ドイツ・シュトゥットガルト在住。ドイツに居を構えて30 年以上になる。日本大学芸術学部音楽科ピアノ科卒業。シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。著書に『ドイツ流、日本流』『ドレスデン逍遙』『ドイツは苦悩する』(以上、草思社)、『住んでみたドイツ8 勝2 敗で日本の勝ち』『住んでみたヨーロッパ 9 勝1 敗で日本の勝ち』(以上、講談社+α新書)、『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?』(祥伝社新書)など。
内容説明
まさに悪戦苦闘。それでも脱原発へと進むドイツ。しかし、日本には、それを真似てはいけない理由がある。在独30年の著者が、日本人に知ってもらいたい真実を伝える、最新レポート。
目次
ドイツが脱原発を決めるまでの紆余曲折
脱原発を理解するための電力の基礎
ドイツの夢見た再エネが直面した現実
今、ドイツで起こっていること
ドイツの再エネ法が2014年に改正されたわけ
「再エネ先進国」を見習えない理由
原発はどれだけ怖いのか?
ドイツの放射性廃棄物貯蔵問題はどうなっているか
日本の原発を見にいく
日本の電力供給、苦闘の歴史と現在
ドイツの脱原発を真似てはいけない理由
日本の豊かさを壊さない賢明な選択を
著者等紹介
川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。85年、シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。シュトゥットガルト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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