ドイツの脱原発がよくわかる本―日本が見習ってはいけない理由

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ドイツの脱原発がよくわかる本―日本が見習ってはいけない理由

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794221254
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

そもそもドイツはどのように脱原発へと舵を切ったか? その結果、どんな困難に直面しているか? 「日本の脱原発」がそこから学ぶべき教訓は?
ドイツ在住30 年の著者が、ドイツの原発と再生可能エネルギー事情を解説、ドイツの脱原発の苦闘ぶりをレポートし、ドイツよりエネルギー環境の厳しい日本が真似ることの危険性に警鐘を鳴らす。

■「 ドイツでは電気はあまっている」というのは本当か
■ 原発推進派だった保守政権が一夜にして脱原発に方針転換
■ 風力・太陽光発電が増えると電力網に何が起こるか
■ ドイツは再エネ電力の固定買取制度をやめたがっている
■ ドイツが脱原発にそれでもなんとか耐えられる理由
■ 日本は性急に脱原発するにはエネルギー環境が悪すぎる

【著者紹介】
1956 年、大阪府生まれ。ドイツ・シュトゥットガルト在住。ドイツに居を構えて30 年以上になる。日本大学芸術学部音楽科ピアノ科卒業。シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。著書に『ドイツ流、日本流』『ドレスデン逍遙』『ドイツは苦悩する』(以上、草思社)、『住んでみたドイツ8 勝2 敗で日本の勝ち』『住んでみたヨーロッパ 9 勝1 敗で日本の勝ち』(以上、講談社+α新書)、『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?』(祥伝社新書)など。

内容説明

まさに悪戦苦闘。それでも脱原発へと進むドイツ。しかし、日本には、それを真似てはいけない理由がある。在独30年の著者が、日本人に知ってもらいたい真実を伝える、最新レポート。

目次

ドイツが脱原発を決めるまでの紆余曲折
脱原発を理解するための電力の基礎
ドイツの夢見た再エネが直面した現実
今、ドイツで起こっていること
ドイツの再エネ法が2014年に改正されたわけ
「再エネ先進国」を見習えない理由
原発はどれだけ怖いのか?
ドイツの放射性廃棄物貯蔵問題はどうなっているか
日本の原発を見にいく
日本の電力供給、苦闘の歴史と現在
ドイツの脱原発を真似てはいけない理由
日本の豊かさを壊さない賢明な選択を

著者等紹介

川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。85年、シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。シュトゥットガルト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

10
久々のクソ本だが、ドイツの再生エネルギー事情の破綻に関しては学ぶところはある。因みに筆者の意見と一致するのは一点だけ。日本はドイツの脱原発に見習うなということ。ただ筆者はドイツの脱原発は早急すぎたと決めつけているが、そうではない。逆だ。ドイツの脱原発が完成するのは2022年で段階的脱原発だ。一方、日本は消極的ながらも脱原発は達成している。それにしても宇宙線だの、食物には放射性カリウムが入っているだの、福島原発事故当時なら百歩譲ってまだ分かる。もう4年以上経っている。この言説はない。読者を馬鹿にしているのか2015/07/07

Nさん

5
2015年刊行。ドイツ在住エッセイストによる脱原発を考える一冊。前半部では、ドイツの脱原発の負の部分が解説され、後半部では、著者の発電所見学レポートと、日本のエネルギー政策への提言が行われる。私たちは、再エネ先進国の欧州をお手本にしようと考えがちだが、本書を読む限りでは難しい。ドイツでは再エネ電気の固定買取制度(FIT)の価格付けに失敗し、そのツケが国民の電気料金の上昇を招いている。富む資本が再エネで儲け、そのコストは最終的に市民が背負う構造。再エネは“補助金ありき”の制度だと認識させられる。(→続く)2021/10/11

ニョンブーチョッパー

4
★★★★★ ある分野で先行している国の事例を他の国は参考にする。たとえば、日本は、少子高齢化社会に関して、まさに逆の立場に立たされている。その際、表層だけとらえると現実を見誤る。エネルギー問題はとても複雑な難しい問題なので、今後も多様な意見に触れる必要があると思っている。いろいろな意味で、この本はさまざまな立場の人に読んでもらいたい。2017/11/02

MA

4
自分が勘違いしていたことがいくつもあって勉強になった。•原発事故で健康被害を受けた人は少ない。•女川原発は安全に停止していた。•原発施設の安全管理はとてつもなく厳重。•電気がなくては国の力が大幅に弱まる。•質素な生活というのは豊かな国の中で選べるある意味の贅沢。•国家が質素になることと、個人が質素な生活を選ぶことは同じではない。•原発を停止している現在、電力会社は相当無理をしている。•発電量より、安定した供給がなにより大事。•蓄電技術はまだ発展途上。2017/01/29

光久 佑一

4
著者の経歴を見るに、経済・科学・政治との関連が希薄な印象を受けていたので、読む前は不安感を抱いておりましたが、説得力のある文章・データの提示があり、納得できる内容でした。脱原発に急進したドイツの受難。ポピュリズムに傾倒した政治であれば、どの国のどんな政策であろうとも起こりうることであって、「脱原発」は単なる一つの暗喩ではないかと思いました。2016/05/29

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