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草思社文庫
去りゆく星空の夜行列車

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221056
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0195

出版社内容情報

豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」がまもなく引退、「北斗星」も姿を消す見込みとなった。夜汽車にゴトゴトと揺られて、日本列島を旅する――憧れの存在として、あるいは長距離移動の手段として長く愛されてきた夜行列車。だが、いまやその体験は幻になりつつある。失われた旅情を求めて、すでに姿を消した「富士」「さくら」などの伝統あるブルートレイン、青春18きっぷで乗れる快速「ムーンライト」シリーズ、そして憧れの「カシオペア」最高級スイートの一夜まで、著者が体験した19の夜行列車の旅を綴る。路線図や時刻表をたどりながら、去りゆく夜汽車の紙上乗車体験を。

【著者紹介】
昭和50年、東京生れ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了。日本及び東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文芸活動を専門とし、紀行作品や論文を多数発表。平成7年には日本国内のJR線約2万キロを全線完乗。世界70ヵ国余りにおける鉄道乗車距離の総延長は8万キロを超える。主な著書に『鉄馬は走りたい――南北朝鮮分断鉄道に乗る』(草思社)、『今でも乗れる昭和の鉄道』(東京堂出版)、『鉄道と国家――「我田引鉄」の近現代史』(講談社現代新書)など。日本文藝家協会会員。

内容説明

豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」がまもなく引退、「北斗星」も姿を消す見込みとなった。夜汽車にゴトゴトと揺られて、日本列島を旅する―憧れの存在として、あるいは長距離移動の手段として長く愛されてきた夜行列車。だが、いまやその体験は幻になりつつある。失われた旅情を求めて、すでに姿を消した「富士」「さくら」などの伝統あるブルートレイン、青春18きっぷで乗れる快速「ムーンライト」シリーズ、そして憧れの「カシオペア」最高級スイートの一夜まで、著者が体験した19の夜行列車の旅を綴る。路線図や時刻表をたどりながら、去りゆく夜汽車の紙上乗車体験を。

目次

第1章 日本の大動脈・東海道を駆け抜ける伝統の夜汽車
第2章 歌にも歌われた「上野発の夜行列車」
第3章 地域密着の北海道・九州島内夜行
第4章 消えゆく関西発着夜行
第5章 正確・廉価な庶民の足
第6章 豪華旅行の演出家

著者等紹介

小牟田哲彦[コムタテツヒコ]
昭和50年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了。日本及び東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文芸活動を専門とし、紀行作品や論文を多数発表。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tui

28
ひとり旅や郷里への帰省で乗ったことのある列車がいくつも紹介されており、当時を懐かしく思い出しながら読んだ。八甲田、あけぼの、北陸、まりも、はまなす、ムーンライト信州・ながら…。思えば平成が始まった頃、国内各地ではまだ多くの定期夜行列車が走っていた。この本が書かれた平成20年の時点でわずかに残っていたブルートレインも、夜行急行も、もう乗ることができない。夜汽車を安旅で満喫できる最後の世代だったんだな私。やっといてよかった。平成最後に読むものとして、個人的にこれ以上の本はなかったかもしれない。たまたまだけど。2019/04/30

Mikarin

2
夜行列車の記録集だが、写真なし。鉄系でもああ、あの列車ね、と列車名を聞いたら形式がすぐイメージできる人向けの本だろうか…この夏で北斗星の臨時も終わり、翌年の北海道新幹線開通でさらに定期夜行列車は壊滅的になる。一方で、ななつ星を始め、JR東、西でも新たなクルーズトレインの計画がある・・・極一部を除き、まれな長距離夜行列車の意味付けが格安庶民的なものから、何十万円もする高級ハイグレードなものへと変わる予感がする。2015/06/23

まひろん

1
なんだかほかの方の感想がきつめ(苦笑)。人によって受け取り方は違うのだとつくづく思いました。女性専用車両については、女性の立場から言いたいことはあるけど、本筋とは違うので置いておいて。こういう夜行列車の旅はもうできないのは寂しいです。余裕がなくなっていってますね。2024/03/04

後藤成幸

0
夜行列車に魅了され、その魅力を伝えようとする意思は伝わるのだけど、その伝え方が単調なので少し退屈してしまう。さらに女性専用車についてや喫煙についてなど、本筋とは関係ない事を延々と語るくだりは全く必要がないのではないか。読み手に書いた文ではなく、書き手が書きたいこと書いたひとりよがりな一冊。文体自体のリズムや表現が豊かな分だけ残念。辛口の5/10点2015/05/25

サイエン

0
同じような言い回しが度々出てきて少ししつこかった。2015/02/23

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