出版社内容情報
なぜ、イスラム教国と中国、市場原理主義は、ここまで台頭したのか?「市場」と「宗教」が支配する21 世紀を運命づけた時代の転換点と主役たちを丹念にたどったリアルで刺激的な実録・現代史!
1979 年は、サッチャーが首相に就任、?ケ小平が経済改革を開始、ホメイニーがイラン・イスラム共和国を樹立、ヨハネ・パウロ二世が祖国ポーランドを訪問、ソ連の軍事侵攻によってアフガン紛争が始まった年である。本書ではこれらの出来事とその背景が詳細に描かれ、市場と宗教が社会主義に替わって社会を再び動かし始めた1979年が歴史の転換点であり21 世紀の命運を決めたと論じる。一見、無関係に見えるそれぞれが、実は「社会主義」が大きな影響力を持った60 年代にピリオドを打つ点で共通していたことが浮き彫りになり、現代史に深く切り込んでみせるドキュメンタリー映画のような作品。
プロローグ 激しい反動
第1章 不安の高まり
第2章 辰年
第3章 「粗野だが、歓迎すべき無秩序状態」
第4章 革命家の帝王
第5章 トーリー党の暴徒
第6章 贖罪の夢
第7章 イマーム
第8章 銃を片手に
第9章 預言者のプロレタリアート
第10章 事実に基づき真実を求める
第11章 殉教者の血
第12章 レディ
第13章 三度の追放と三度の復権
第14章 伝道師
第15章 一千百万人の国民
第16章 バック・トゥー・ザ・フューチャー
第17章 第二の革命
第18章 ブリッジを好む
第19章 兄弟の支援
第20章 「連帯」
第21章 ホメイニーの子供たち
第22章 ジハード
第23章 「女性は後戻りしないものです」
第24章 有中国特色的社会主義
エピローグ 進歩がもたらす問題
【著者紹介】
ジャーナリスト。フォーリン・ポリシー誌寄稿編集者、ニューズウィーク元極東支局長(東京)。1984 年イェール大学卒業。海外特派員として豊富な経験を持つ。ドイツ語、ロシア語に堪能。本書は初の著作。
内容説明
なぜ、「宗教」と「市場」は、ここまで台頭したのか?宗教原理主義と市場原理主義が、圧倒的に支配する21世紀の世界を運命づけた時代の転換点と4人の反逆者―サッチャー、〓(とう)小平、ホメイニー、ヨハネ・パウロ二世―の足跡をたどる実録・現代史!
目次
不安の高まり
辰年
「粗野だが、歓迎すべき無秩序状態」
革命家の帝王
トーリー党の暴徒
旅する教皇ヨハネ・パウロ二世
イマーム
銃を片手に
預言者のプロレタリアート
事実に基づき真実を求める〔ほか〕
著者等紹介
カリル,クリスチャン[カリル,クリスチャン] [Caryl,Christian]
ジャーナリスト。フォーリン・ポリシー誌寄稿編集者、ニューズウィーク元東京支局長。1984年イェール大学卒業。海外特派員として豊富な経験を持つ。ドイツ語、ロシア語に堪能
北川知子[キタガワトモコ]
翻訳者。奈良女子大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。国立国会図書館勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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