すべては1979年から始まった―21世紀を方向づけた反逆者たち

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すべては1979年から始まった―21世紀を方向づけた反逆者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 467,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794221025
  • NDC分類 209.75
  • Cコード C0031

出版社内容情報

なぜ、イスラム教国と中国、市場原理主義は、ここまで台頭したのか?「市場」と「宗教」が支配する21 世紀を運命づけた時代の転換点と主役たちを丹念にたどったリアルで刺激的な実録・現代史!
1979 年は、サッチャーが首相に就任、?ケ小平が経済改革を開始、ホメイニーがイラン・イスラム共和国を樹立、ヨハネ・パウロ二世が祖国ポーランドを訪問、ソ連の軍事侵攻によってアフガン紛争が始まった年である。本書ではこれらの出来事とその背景が詳細に描かれ、市場と宗教が社会主義に替わって社会を再び動かし始めた1979年が歴史の転換点であり21 世紀の命運を決めたと論じる。一見、無関係に見えるそれぞれが、実は「社会主義」が大きな影響力を持った60 年代にピリオドを打つ点で共通していたことが浮き彫りになり、現代史に深く切り込んでみせるドキュメンタリー映画のような作品。

プロローグ 激しい反動 
第1章 不安の高まり 
第2章 辰年 
第3章 「粗野だが、歓迎すべき無秩序状態」
第4章 革命家の帝王 
第5章 トーリー党の暴徒 
第6章 贖罪の夢 
第7章 イマーム 
第8章 銃を片手に 
第9章 預言者のプロレタリアート 
第10章 事実に基づき真実を求める 
第11章 殉教者の血
第12章 レディ 
第13章 三度の追放と三度の復権 
第14章 伝道師 
第15章 一千百万人の国民
第16章 バック・トゥー・ザ・フューチャー 
第17章 第二の革命 
第18章 ブリッジを好む
第19章 兄弟の支援 
第20章 「連帯」 
第21章 ホメイニーの子供たち 
第22章 ジハード
第23章 「女性は後戻りしないものです」 
第24章 有中国特色的社会主義 
エピローグ 進歩がもたらす問題

【著者紹介】
ジャーナリスト。フォーリン・ポリシー誌寄稿編集者、ニューズウィーク元極東支局長(東京)。1984 年イェール大学卒業。海外特派員として豊富な経験を持つ。ドイツ語、ロシア語に堪能。本書は初の著作。

内容説明

なぜ、「宗教」と「市場」は、ここまで台頭したのか?宗教原理主義と市場原理主義が、圧倒的に支配する21世紀の世界を運命づけた時代の転換点と4人の反逆者―サッチャー、〓(とう)小平、ホメイニー、ヨハネ・パウロ二世―の足跡をたどる実録・現代史!

目次

不安の高まり
辰年
「粗野だが、歓迎すべき無秩序状態」
革命家の帝王
トーリー党の暴徒
旅する教皇ヨハネ・パウロ二世
イマーム
銃を片手に
預言者のプロレタリアート
事実に基づき真実を求める〔ほか〕

著者等紹介

カリル,クリスチャン[カリル,クリスチャン] [Caryl,Christian]
ジャーナリスト。フォーリン・ポリシー誌寄稿編集者、ニューズウィーク元東京支局長。1984年イェール大学卒業。海外特派員として豊富な経験を持つ。ドイツ語、ロシア語に堪能

北川知子[キタガワトモコ]
翻訳者。奈良女子大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。国立国会図書館勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

23
国際法上の国家の定義。問題は、法ではなく、思想、あるいは人々の心の拠り所。興味深いのが、民主、共産、社会主義といった異なるイデオロギーでの共通の人々の苦悩、そして指導者の異なる戦略。目の前の現実と心の乖離に訴える”何か”・・・。1979年かどうかの正誤は別として、確かに転機の年かもしれない。理想郷を求めるのは、個人の自由であり権利。一方で、到達の手段に求める倫理性。”解釈”の齟齬が、長年の悲劇に繋がっている印象。潜在する齟齬そのものの紐解き、あるいは齟齬の変化の見極めができるのか。遠大なテーマだ・・・。2015/04/13

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/12/05

otakepom

2
表紙にある4人+アフガニスタン諸々による物語(いや、実話なのだけれどね... )は、まるでパラレル・ワールドのように展開されていて、本当に同時代の話しなのかな?と、疑問すら覚える。で、それぞれの物語が、激熱だったから衝撃を受ける。現代史というより、もはや劇画!思い掛けなく、おもしろい!のだけれど、1979年に溢れ返ったパワーが、やがて世界を歪め、蝕み、21世紀に、何とも言えない閉塞感をもたらすのだよね... いや、改めて見つめるべき1979年。我々は、世界がどういう道を辿って来たか、知らなさ過ぎる。2020/02/27

キミ兄

2
第二次大戦、ベトナム戦争で進んだ左翼革命が、サッチャー、ヨハネパウロ2世、ホメイニ師らにより保守に引き戻される70年代終りの様子を、横並びで眺めている。 アフガニスタンもそうだったのか。ソ連侵攻の経緯がよくわかる。分かりにくいけど。☆☆☆。2015/04/05

わび

1
イラン・イスラーム革命の主導者となったホメイニ、総選挙で勝利して首相に任命されたサッチャー、祖国ポーランドを教皇として初訪問したヨハネ・パウロ二世、改革開放路線へと舵を切った鄧小平という四人の主人公とアフガニスタンに焦点を当てて1979年という歴史の転換点を描く。「現代」の起点として1945年や1989年、あるいは1968年を据えるものは多くみられるが、1979年を現代世界を席巻する「宗教」と「市場」の起点と見る考え方は著者の慧眼である。(もっとも2018年現在では少し変わってくるかもしれないが)2018/05/18

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