出版社内容情報
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日誌にいたる膨大な資料を縦横に
駆使して、昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノン
フィクションである。著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急
逝)が、すでに刊行時から、丸谷才一氏、井上ひさし氏、立花隆氏はじめ多くの
識者から高く評価されてきた。今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
1月、米軍はフィリピンを進撃中であり、本土は B29の空襲にさらされ、日本の運命は
風前の灯にあった。近衛、木戸、東条はこの正月をどう迎え、戦況をどう考えたか。
【著者紹介】
1928 年(昭和3 年)、東京牛込に生まれ、横浜で育つ。水産講習所を経て台湾政治大学に留学、台湾独立運動に関わる。現代中国史、日本近現代史などで多くの著作をあらわす。本書『昭和二十年』執筆には1980 年頃より取りかかり、同時並行して調査・資料収集を続けていた。親左翼的な史観にとらわれていた現代史研究に、事実と推論をもって書く手法で大きな影響を与えている。2013 年1月急逝。
内容説明
昭和二十年(1945年)は太平洋戦争が終わった年である。70年を経た現在に続く敗戦の傷跡とはどのようなものか。本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を駆使して、昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた一大ノンフィクションである。天皇、重臣から兵士、市井の人まで、エピソード豊かに描かれる。著者急逝により未完(単行本既刊13巻)に終わったが、多くの識者読者から抜群に面白い、重要な指摘に満ちていると評判の書。
目次
プロローグ 一月一日の概況
第1章 近衛の悔恨(一月一日)
第2章 東条の苦悩(一月一日)
第3章 木戸の回想1(一月二日)
第4章 木戸の回想2(一月三日)
第5章 戦争終結への胎動(一月二十六日)
第6章 近衛と吉田の構想(二月十日)
著者等紹介
鳥居民[トリイタミ]
1928年(昭和3年)、東京牛込に生まれ、横浜に育つ。水産講習所を経て台湾政治大学へ留学。台湾独立運動に関わる。現代中国史、日本近現代史研究家。2013年1月急逝。享年84歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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