ルーズベルトの開戦責任―大統領が最も恐れた男の証言

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794220622
  • NDC分類 253.07
  • Cコード C0021

出版社内容情報

ルーズベルトと同時代の元共和党有力議員が米国民の反対するなか対日最後通牒の存在を議会に隠し日米開戦に踏み切ったとしてルーズベルト大統領の責任を追及する。

元共和党有力議員が、米国民の8割が戦争に反対するなか、領土交渉でポーランドに強硬姿勢をとらせることで??裏口?≠ゥら対独戦に参戦、さらに対日最後通牒(=ハル・ノート)を議会に隠し通して日米開戦に踏み切ったとしてルーズベルト大統領の責任を追及。ヤルタ会談ではスターリンに全面的に譲歩し、戦後の冷戦構造、共産主義独裁国家を出現させたと痛烈に批判する。第2次大戦史に修正を迫る注目すべき証言!

・アメリカ参戦への画策
・イギリスを戦争に駆り立てたルーズベルト
・ルーズベルトのフランスへの裏切り
・引き裂かれたポーランド
・大西洋憲章の欺瞞
・アメリカ参戦までの道のり―隠された対日最後通牒
・ヤルタの裏切

【著者紹介】
1888-1991 年。ニューヨークの名門(オランダ系)出身。ハーバード大学卒。第1次大戦では黒人部隊を指揮。1920-45 年、共和党下院議員。

内容説明

「大統領は何がなんでも戦争をしたかった」ポーランドに圧力をかけ、議会を欺いて世界を大戦に導いたルーズベルトの責任を厳しく追及。同時代の重要政治家による歴史的証言。

目次

大統領と個人崇拝
アメリカ参戦への画策
若者を外国の戦場に送ってはならない
容共派に囲い込まれたFDR
イギリスを戦争に駆り立てたFDR
イギリス第一主義者:ウィンストン・チャーチル
ルーズベルトの対仏軍事支援密約(一九三九年)
ルーズベルトのフランスへの裏切り
ジョセフ・ケネディ駐英大使
リッベントロップ独外相との会談(一九三九年八月十四日)〔ほか〕

著者等紹介

フィッシュ,ハミルトン[フィッシュ,ハミルトン] [Fish,Hamilton]
1888‐1991年。ニューヨークのオランダ系WASP(通称ニッカーボッカー)の名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官をつとめ、父は下院議員に選出された政治家一家。ハーバード大学卒業後、1914年、ニューヨーク州議会議員となる。第1次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議員に選出(~45年)。共和党の重鎮として、また伝統的な非干渉主義の立場から第2次大戦への参戦に反対するも、対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を隠して対日参戦を訴えたルーズベルトに同調する議会演説を行なう

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日本近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。東京大学経済学部卒業。米英資料を広く渉猟、日本開国いらいの日米関係、とくに太平洋戦争開戦を新たな視点でとらえた著作を上梓し高い評価を得る。著書に『日米衝突の萌芽1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

勝浩1958

13
おのれの大統領再選のため、それだけが第二次世界大戦を引き起こし、ヤルタ会談によって共産主義の拡大を招来してしまった。トランプ大統領が小粒に見えてしまうほどの悪党です。一人の人間に権力が集中する時代は気を付けないと、とんでもない悲惨なことが起こります。今の世界を見回すと、どうやらそのようなときが再びみたび訪れそうな嫌な予感がします。どうかこの予感が当たりませんようにと祈るばかりです。2017/04/22

ネコ虎

10
ルーズベルト(FDR)の罪は、日本を戦争に追いやったこともさることながら、英米の若者70万人の血の犠牲を払いながら、スターリンの言いなりになって世界に共産主義を拡大したことにある、そうフィッシュは告発している。FDR自体も容共であるが、身の回りにはソ連スパイと共産主義者及びシンパの軍人・官僚がごまんといて、FDRは彼らの言いなりになって、議会を全く無視し独裁者の如く振る舞った。FDRがヒトラーと戦争をしたかったのは、ナチスを滅ぼすことではなく、ソ連をドイツから守り、欧州をスターリンに提供することにあった。2016/03/25

ZEPPELIN

9
ルーズベルト最大の敵であったとされる著者による、痛烈なルーズベルト批判。ポーランドがダンツィヒ問題で対独の強硬姿勢を崩さなかったのも、アメリカ国民や議会に知らせることなくハル・ノートを日本に送り付けたのも、ルーズベルトの策略であったという。つまり、対独・対日の戦争は不可避ではなかったということ。確かに残された資料や発言を見るとそれ以外の解釈が出来ないようにも思うけれど、ハル・ノートが極秘であったというのは初めて知った。結局、この戦争においてはソ連だけが勝者だったのだと再確認させられる2015/07/04

ポレ

8
フランクリン・デラノ・ルーズベルトは歴史に無関心な愚かな政治家であった。それゆえ共産主義の脅威を理解せず、FDRの側近は容共派、社会主義者、共産主義者、ソ連のスパイが跋扈したのである。防共の最前線であった日独に対して、異常なまでに冷淡な態度をアメリカが示した理由だろう。ダンツィヒ問題、ハル・ノートによる対日最後通牒、ヤルタ会談。すべて共産主義勢力におもねった結果と考えれば合点がいく。2018/05/09

ヴァン

7
ルーズベルトというと、ニューデール政策によって失業者を救った大統領、という教科書の記載がうかぶが、実はドイツと日本、枢軸国と戦う為にアメリカを戦争に巻き込んだという内容の書籍である。スターリンに妥協した為に、その後世界の半分は共産主義になってしまっと、著者は追求する。歴史のもしもを考えるには好適な一冊である。2017/06/08

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