内容説明
幻想芸術の魔術師が描くルイス・キャロルの夢の王国。新装版にて待望の復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
97
チェコのシュールレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエル氏がイラストを手がけた豪華な装丁の『鏡の国のアリス』。エドガー・アラン・ポーやマルキ・ド・サド、ファウストなどの世界をモチーフにしたアニメーションも制作しているヤン氏は「アリスは文明の根幹をなす本」と絶賛している。人形のようなアリスを軸にリアルで不気味な美しさを放つ。久美亜美さんの訳はシンプルな言葉を重ねた現代小説風で読みやすい。強烈な個性のキャラクターが並ぶこの物語には、翻訳者は黒子に徹していてほしい……と個人的には思う。2011年2月初版。2015/10/12
戸部アンソン
19
なぜかこのイラスト作家にのめり込んで、映像化されたフィルム🎞️も観にいった。意味不明だけどもすっごく好きだったなぁ。友達にも贈った気がする。ずいぶん昔にハマってすっかり忘れていたけど読書会の課題本になって読み直しやっぱえい意味が良くわからないハンプティ・ダンプティで育った子供はよくわかるんだろか
サト
2
ヤンシュヴァンクマイエルの世界を六方に張り付けた部屋で眠りたい。お話が完璧なのはすでに古典と化してるので当然。2015/11/08
rinakko
2
再読。2014/03/28
暖
1
美術室に置いてあったのを拝借。アリスのお話読んだことなかったんです。だから世界観がどうとかも始めてでした。子供の世界だなーと感じましたね。普通に考えたらこんなんありえんだろ??みたいなことがアリスの世界では普通だし、鏡の国だから逆なんだよって発想もとても面白かった。後絵と世界がマッチしててよかった。謎の詩……2014/07/12