インドネシア9・30クーデターの謎を解く―スカルノ、スハルト、CIA、毛沢東の影

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インドネシア9・30クーデターの謎を解く―スカルノ、スハルト、CIA、毛沢東の影

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794220066
  • NDC分類 224
  • Cコード C0022

出版社内容情報

カリスマ大統領スカルノの失脚、スハルトの大統領就任へ繋がった「9・30 事件」。謎の多いこのクーデターの隠された裏面を追う。

1965 年10 月1 日未明、ジャカルタで陸軍左派によるクーデターが発生。インドネシア共産党の大弾圧、カリスマ大統領スカルノの失脚、クーデターを鎮圧したスハルトの大統領就任へと繋がったこの「9・30 事件」はいまだ多くの謎に包まれている。クーデターの本当の首謀者は誰か。米CIA、毛沢東の中国は事件にどう関与したのか。15 年余に及ぶ取材により、インドネシア最大の悲劇の真相に迫った傑作ドキュメント!

標的となった七人の将軍/スカルノ:事件への関与の有無を検証する/
スハルト:主犯との強いつながり/CIAの秘密工作開始/中国の思惑
:米国の兵力をアジアのゲリラ闘争に投入させる/中国の思惑:毛沢東
の目を外に向け、粛清を免れる……

【著者紹介】
産経新聞ニューヨーク支局長、外信部長、論説委員長を歴任。現在は同紙客員論説委員。東南アジア報道により、1997 年にボーン・上田賞受賞。著書に『ペルー遥かな道』『アジア目撃』ほか。

内容説明

本当の黒幕は誰だったのか。夥しい数の人々が犠牲となり、アジアの政治地図を塗り変えた謎の事件。15年余をかけ、その驚きの真相に迫った出色の歴史ドキュメント!

目次

プロローグ インドネシア最大の悲劇、九・三〇事件の謎
第1章 ジャカルタ、一九六五年十月一日未明
第2章 その前夜、危険な年
第3章 スカルノとスハルト
第4章 アメリカの工作
第5章 毛沢東の煽動
第6章 アジアを変えた夜

著者等紹介

千野境子[チノケイコ]
横浜市生まれ。1967年、早稲田大学文学部ロシア文学専修卒業。同年、産経新聞に入社。69年、創刊間もない夕刊フジ報道部に勤務の後、85年、本紙外信部に異動。マニラ特派員、ニューヨーク支局長、外信部長、論説委員、シンガポール支局長などを経て2005年から08年まで論説委員長・特別記者。一連の東南アジア報道で、98年、ボーン上田記念国際記者賞を受賞。現在は産経新聞客員論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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makimakimasa

7
9月30日運動=Gestapu(イ共産党=PKIの影響強い空軍中心)vs将軍評議会(親米反共の陸軍中心)が構図。背景はマレーシア対決政策「コンフロンタシ」(中国こそ脅威とするスハルトは裏でサボタージュ)と、重病説によるポスト・スカルノの現実性(後ろ盾を無くす危機感がPKIを予防攻撃的な動きへ)。裏で波に乗ったCIAの情報戦と、焚き付けるだけの毛沢東。結果スハルトのライバルはあらかた殺害され、監禁して問い質すと聞いていたスカルノはクーデター不支持で優柔不断に陥り、その後2人の権力は逆転、大虐殺が始まる。2020/11/04

Tom Zacky

4
タブー中のタブーの話。 1965年10月1日未明に起こった、スカルノからスハルトへと権力移譲のきっかけとなった軍事クーデター。 何故10月1日なのにこのような呼び方になっているのか!?首謀者は誰なのか!? などなどの疑問に迫る一冊。 けっこうまとまっていて、非常に勉強になりましたm(_ _)m2014/06/08

Kenji Ogawa

2
スカルノからスハルトへの政権移行にまつわる話2014/04/21

ひろゆき

1
チョムスキーが、インドネシアでの共産党員への大量虐殺はアメリカより日本のほうが関りが深かったと言っているのを読んだことがあり、その興味で読んだのだが、残念。虐殺自体にはほんの少ししか触れず。その前の段階の毛沢東による武装蜂起のけしかけにのったインドネシア共産党のクーデターのあらましがほとんど。新聞記者の書いた本にしては、「よくここまで調べた」という感想は出ず。日本の外交関係者、同様に当時武装闘争をけしかけられた日本共産党など取材先も広げ掘り下げることは可能なのでは。本全体のまとまりも悪く、ストレスが残る。2020/05/30

ホンドテン

0
図書館で。AOKの参考に。事件の内幕をPKIと共産中国の関係から語り直すって、現在まで続くインドネシアの公式見解のまんまなんじゃない・・・?だから90年代まで国交断絶してた訳だし。中国側からの検証がどうも確証がなくてなぁ・・・まずコーネルペーパー書いた人たちにインタビューした方がよかったと思う。スカルノ共犯説は新しいか。ついでながら意外にも日本共産党はしっかりしていたとも読めるんだが・・・それでいいのかな。2014/09/25

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