出版社内容情報
●報告をせかすな! ●1%の情報でも決断せよ! ●現場の判断を優先せよ! ●危機のときこそ絶対にうろたえるな! ●すべての責任をとる覚悟を持て! ●最後は自分で決めろ!……阪神淡路大震災の時の海上自衛隊の現場指揮官だった著者が退官後老舗ホテルグループの社長に。グループ内の経営破綻したホテルを再建させた。災害時に発揮されたリーダーシップはビジネスの危機的な現場でどのように発揮されたのか。これからの時代を生き残るために必要なリーダーシップと決断力を学ぶ。
マニュアルなんぞ役に立たない/危機時にリーダーが絶対やってはいけないこと/サバイバルの基本は自分一人でも生き残る気概/批判を恐れず優先順位を決めろ/菅直人はなぜリーダー失格なのか/中間管理職こそしっかりしろ/追い込まれてから決断しても遅い/最悪の事態にどう備えるか/平時から情勢判断力をつける/反省を生かすシステム/決められないリーダーが日本を停滞させる/今、日本人に欠けているもの
【著者紹介】
昭和19年、満州生まれ。防衛大学卒。昭和41年、海上自衛隊に入隊。第四航空群司令、阪神基地司令、教育航空集団司令官、航空集団司令官、呉地方総監部総監などを歴任し、平成12年に退役(海将)。阪神大震災当時、現場の指揮官としての目覚ましい活躍とその功績が関西実業界から評価され、自衛官退役後、阪急シグマコーポレーション社長に転身する。その後、破綻直後の第一ホテルの社長を務めホテル再生に力を尽くす。
内容説明
阪神大震災の教訓はなぜ東日本大震災に生かされなかったのか。阪神大震災の現場の指揮をとり、その後、海上自衛隊海将、阪急のホテルグループトップを歴任した著者が語る、危機だらけの日本を救う真のリーダーのあり方。
目次
第1章 何のためのリーダーか(旧海軍出身の先輩に教わった指揮官の心得;組織をまとめる原則 ほか)
第2章 組織力を統合せよ―非常時の組織運営の鉄則(マニュアル主議の弊害;役立たずのマニュアルの氾濫 ほか)
第3章 平時のリーダーのあり方―危機に強い組織をつくるために(なぜ上層部と現場には「ズレ」や「対立」が生まれるのか;部下の能力を組み合わせた力が、リーダーの力になる ほか)
第4章 いかに危機の予兆をつかむか―情勢判断力をつける(追い込まれてから決断しても遅い;なぜ日本人は「空気」で決めてしまうのか ほか)
第5章 危機の教訓を生かす(生かされなかった阪神大震災の3つの教訓;東日本大震災で改めて浮き彫りになった日本の問題点 ほか)
著者等紹介
仲摩徹彌[ナカマテツヤ]
1944年、旧満州(中国東北部)生まれ。防衛大学校卒。1966年、海上自衛隊に入隊。第4航空群司令、阪神基地隊司令、教育航空集団司令官、航空集団司令官、呉地方総監などを歴任し、2000年に退役(海将)。退役後、阪神大震災の現場指揮官としての目覚ましい活躍とその功績が関西実業界から評価され、阪急シグマコーポレーション社長に転身する。その後、経営破綻した第一ホテル社長として再建に尽力し、第一ホテルサービス社長などを経て、学校法人二松學舎の理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。