草思社文庫
野宿入門―ちょっと自由になる生き方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794219077
  • NDC分類 786
  • Cコード C0195

出版社内容情報

野宿をするのに、もちろんお金はかかりません。あるいは、休みがなくっても、大丈夫。まずは一晩外で寝るだけで、できちゃうのです。健康な身体ひとつ、寝袋ひとつ、あればいい。ですから野宿を、学生や自由人の専売特許にとどめておくのは、もったいない。サラリーマンやイイトシした人だって、やっていいんじゃないか。やってみると、面白かったりするんじゃないか―。話題のミニコミ誌『野宿野郎』発行人がほんわかと提唱する気持ちが軽くなる生き方。

【著者紹介】
1980年神奈川県生まれ。法政大学社会学部卒。就職活動はせずに旅をつづけることを決意(のち、挫折)。野宿愛好家。介護福祉士。ミニコミ誌『野宿野郎』発行人。

内容説明

「これは家で寝ているより断然面白いではないか!」15歳にして野宿に目覚めてしまった著者が、野宿の心得からかしこい場所選びまで親切指導。野宿するのにもちろんお金はかかりません。休みがなくっても、大丈夫。まずは一晩外で寝るだけでOK。都会の道ばた、無人駅、公園…どこでもMY野宿スポットに変わっちゃう。心に風が吹いたらば、寝袋をもって街に出よう、野宿をしよう。

目次

第1章 野宿のはじまり―消極的野宿からはじめよう(野宿のチャンスはどこにでもあるぞ!;「酒宴場=野宿場所」という奇跡 ほか)
第2章 野宿グッツ(寝袋はとってもスバラシイ!;どのような寝袋を買えばいいのか?(の相談のしかた) ほか)
第3章 積極的野宿のススメ(主体的に野宿するということ;はじめての近所の公園野宿 ほか)
第4章 その先の一歩(どんなところに行けばよいか;どんなところで野宿すればよいか ほか)
第5章 野宿の疑問、こんなときあんなとき(夏の野宿って?キンチョーの夏;それでも「キンチョーの夏」したくないあなたは ほか)

著者等紹介

かとうちあき[カトウチアキ]
旅コミ誌『野宿野郎』編集長。1980年、神奈川県生まれ。法政大学社会学部卒。在学中、就職活動はせずに旅を続けることを決意(のち、挫折)。介護福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

233
年末なので気軽に読める本を。野宿は自己責任。誰かのせいにしたいなら太陽のせいにして。今日も明日も満員電車。そんな生活に疲れたら、暑さ寒さや蚊を乗り越えて段ボールを組み立てて寝てみたらどう。読後、道ばたを歩いていると探してしまう。ここは寝やすいのではないかと。野宿を突き詰めて快適にしようとすると、結局は家で寝ればいいのにという疑問を持つ。窓の外には雲があり風が吹いている。当たり前に眠れることがどれほど幸せなのか。いやいやそんなことはないはずだ。野宿で初めて出逢える風景や気持ち。朝日がこんなに嬉しいんだから。2022/12/30

yomineko@ヴィタリにゃん

67
29歳女性。野宿って憧れますよね?多分wでも問題はトイレだと思います。著者は公園のトイレの傍をオススメしていますが、朝起きるとラジオ体操の団体さんに驚いたりしてます。お花見の宴の後、そこで野宿出来たらこれ以上の幸せはないかとwwwでも今なら通報されてしまうかも?寝袋必須!でも段ボールと新聞紙があれば大丈夫!なんでしょうか?10年前の本なのでこの頃、今より平和だったなとしみじみ思いながら読みました。ソロキャンプと似ている感じもしないでは、、、ないかもしれないwww2022/11/08

せ~や

56
散歩好きの私へ、友人からの誕生日プレゼント(笑)読んでいくにつれて、なんだか「野宿」に惹かれていく自分がいました。作者さんの自由奔放で、軽快で、世間話をするような文体が、また読んでいて心地いいです。読み終わった後、公園などを見ながら「ここなら野宿すると、気持ち良さそうに寝れそうだな」と考えてしまう(笑)公園の遊具の上で寝転がって、野宿したい。☆32018/06/11

黒猫

30
野宿をテーマにした珍妙な本かと思っていたら、ホッコリとした良い本だった。野宿をすることは相当勇気がいると思います。しかし、野宿をすることができたら人間何でもできるだろうということがわかります。著者の優しい性格が伝わってくるようで、決して野宿を強要せずにこういう考え方もありますよ、という感じが良い。この本を読んで野宿をしたいとは思わないというか、自分にはできなさそうですが、著者の優しい中にも野宿をするというバイタリティを垣間見た。最後の母親との野宿エピソードにホッコリしました。著者を応援したいです。2018/06/21

やっちゃん

28
若い頃のツーリング野宿はいい思い出。テントを手に入れて劇的に快適になったけど本書はまさかのテントなしのむき出しスタイル。著者は女性!ということもありノウハウ本というよりエッセイでライトではあるが野宿あるあるが楽しい。特に施設を野宿目線で見るのは分かるなあ。最近は公園のベンチも寝れなくしてたり世知辛い、気楽に野宿できる世の中に戻ってほしい。2023/06/12

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