内容説明
あなたは他人に借りのある人か、それとも貸しのある人か?「すべてを明日に延ばす人」「押しつけがましい人」「偏見にとらわれる人」「疲れさせる人」など、イタリアきってのモラリストとして知られるアルベローニの鋭い人間観察エッセイ約50篇を収録。どんな人を信頼し、どんな人を警戒すべきか人間の本質を見抜く眼力が鍛えられる。ミリオンセラー『他人をほめる人、けなす人』に続く現代人のバイブル第二弾。
目次
どう生きるか(借りのある人、貸しのある人;押しつけがましい人 ほか)
どう愛するか(本物の恋をつかむ人;愛に冷めた人 ほか)
どう見抜くか(疲れさせる人;和解がしにくい人 ほか)
どう乗りこえるか(ダイナミックな人;禁止したがる人 ほか)
著者等紹介
アルベローニ,フランチェスコ[アルベローニ,フランチェスコ][Alberoni,Francesco]
1929年生まれ。イタリアの著名な社会学者。言語伝達自由大学(IULM)初代学長、イタリア放送協会会長代理などを務めた後、現在は国立映画実験センター代表。政治経済文化など多方面のオピニオンリーダーとして活躍
泉典子[イズミノリコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichiro-k
12
質の悪い法則本の類で著者の決め付けは、イライラする。洋の東西を問わず「文化人」の知識はコンナモン。人間関係悩んでいる人にとっては、安直に内容をまる呑みにすると大怪我。この程度知識なら「後悔を引きずりながら生きていれば」遅かれ早かれ身に付く。圧倒的大多数の人間は大差がなく人生を終わるのだから、心配ない。2011/10/30
c2c
1
様々な人間のタイプを、"~な人"として分類して分析する。筆者は恋愛分析が得意なだけあって、人を見るのがうまい。こんな人いるよね~と感心してしまうと同時に、自分が他人からどう見られているか考えてしまう。2020/01/11
Naomi Araki
0
読みやすいぶん、記憶として残らない書物とも言えるが、心が疲れた時にでも、サラっと再読するかもしれない。志の低い人物や作品に関わっては損だということを真剣に考えるべきなのだが、しっかり自信をつけさせてくれる書物ではない。(あー!この本と同じくノラリクラリしてしまうけど、わりと褒めてます。)2020/11/07