内容説明
人間は脳の処理力が落ちてくると、同時にあれこれ起こる事に対処できなくなります。感情的にもキレやすくなり、精神的にテンパった状態が続きつらくなります。本書では、脳科学、精神医学、心理学の知識のもと、効率よく脳の処理能力を上げながら「器」を大きくする有効な方法を紹介します。
目次
1 自分の「器」の大きさを知る
2 脳の処理能力がアップする環境をつくろう
3 脳の可塑性を使って「器」を大きくする
4 客観力を鍛えて、小さいことにこだわらない脳をつくる
5 それでも「いっぱいいっぱい」になったときの応急処置
6 睡眠中に脳内にたまった感情をリセットする
7 自分をコントロールして対人関係にも強くなる
著者等紹介
西多昌規[ニシダマサキ]
精神科医・医学博士。東京医科歯科大学大学院・精神行動医科学分野・学内講師。石川県生まれ。1996年、東京医科歯科大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センターなどで臨床業務に従事したのち、ハーバード・メディカル・スクールにて睡眠医学の研究を行う。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。現在は月約300人の診療を行いながら、臨床研究や医学生・研修医の教育に携わっている。成城墨岡クリニック、スリープクリニック銀座でも診療を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetuneco
20
ヤドカリみたいに、ちょっとずつ大きな器にしていきたい。2013/02/09
なるみ(旧Narumi)
17
覚えておきたいな、と読了後思った箇所を抜粋&こちらに書き残すことで感想に変えたいと思います。まわりの器の小さい人から被害を受けないためにー1.人前であからさまに叱らない 2.ちょっとやっておいて、と仕事を丸投げしない 3.ほめて注意して叱るー自分が器の小さい人でないか改めて振り返らなければ、と感じた読後感でした。2014/06/27
FOTD
16
「人の器は脳のキャパシティで決まる」という脳科学の本であった。キレたり、テンパってしまう、ということがないためにはどうしたら良いのか。そのための50の方法が書かれている。人間関係の距離の取り方、出し惜しみしない親切、寝て忘れる、など納得することが多かった。精神科医・医学博士である著者の研究や臨床からの知識や経験から書かれた本と言えよう。2022/12/25
万葉語り
14
脳に興味があって、でも文系でも読める本ということで借りてきました。睡眠・運動・食事などあたりまえなことをしっかりやって、気分転換の趣味もきちんと持つことでキレたりテンぱったりしないで済む。確かにその通りなんだけど、いっぱいいっぱいになっちゃう時ってどうしてもあるんだけどな・・・と思った。2014/04/27
ポップ430
13
この著者のはよく読んでいるけど、なかなか感情コントロールって難しいですね。2019/01/13