内容説明
世の中には平気で人を欺いて陥れる“邪悪な人間”がいる。そして、彼らには罪悪感というものがない―精神科医でカウンセラーを務める著者が診察室で出会った、虚偽に満ちた邪悪な心をもつ人たちとの会話を再現し、その巧妙な自己正当化のための嘘の手口と強烈なナルシシズムを浮き彫りにしていく。人間の悪を初めて科学的に究明した本書は、人の心の闇に迫り、人間心理の固定概念をくつがえした大ベストセラー作品である。
目次
はじめに―取り扱いに注意
第1章 悪魔と取引した男
第2章 悪の心理学を求めて
第3章 身近に見られる人間の悪
第4章 悲しい人間
第5章 集団の悪について
第6章 危険と希望
著者等紹介
ペック,M.スコット[ペック,M.スコット][Peck,M.Scott]
ハーバード大学で社会関係学修士号、ケース・ウェスタン・リザーブ大学で医学博士号(M・D)を取得。ベトナム戦争当時の米軍に精神科医として9年間勤務後、1978年に世界的ベストセラー『愛と心理療法』を発表。2005年没
森英明[モリヒデアキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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