内容説明
あなたの身近にもきっといる「陰口をたたく人」「おべっかを使う人」「他人を認めない人」「果てしなく話す人」―不可解な言動に隠された深層心理を鋭い洞察力と観察眼で克明に解き明かすエッセイ57篇。日頃のなにげない言動に隠された人間の本質に迫ることで、人間理解を深め、生きる指南を与えてくれる。人間関係に悩む現代人のためのミリオンセラー・バイブル。
目次
日常的に出会う人(楽観的な人、悲観的な人;皮肉っぽい人、熱狂する人 ほか)
人の上に立とうとする人(他人を指導する人;部下に確信をもたせる人 ほか)
社会を支える人(企業に連帯する人;企業と一体化する人 ほか)
よりよく生きる人(成功だけを求める人;冒険できる人 ほか)
自分らしく生きる人(自分の感情を恐れない人;危機を受け入れる人 ほか)
著者等紹介
アルベローニ,フランチェスコ[アルベローニ,フランチェスコ][Alberoni,Francesco]
1929年生まれ。イタリアの著名な社会学者で、ミラノ現代語大学(IULM)社会学教授。哲学、宗教、文学にも造詣が深く、イタリアきってのモラリストとして知られる。人間の本性にかかわる問題についての犀利な発言は現代人の心性に強く訴え、著書のほとんどが各国に紹介されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
25
色々な価値観を持つ人達が周りにいて「なっ何なんだ?この人は?」と思ってしまったときに、ペラペラ捲ってみる本だと思いました。しかしこの本の最初にもあるように、自分はペシミスト(悲観的な人)ではなくオプティミスト(楽観的な人)でありたい、どんな状況も楽しんでいきたいです。2016/10/05
ハイちん
22
様々な人間に対する著者の洞察を綴った60編のエッセイ。エッセイは各3~5ページそほどの短さで、それぞれ○○な人(例:他人をほめる人、本当の教養がある人、道徳的な人)というタイトルがついている。とても読みやすい本。以前の僕ならああこういう人周りにいるわ~とか、これ自分のことやんか~、といった感想を抱いたはずなのだが、今回は別に……といった感じ。おそらく今の僕は本書に書かれているような、「誰かが円熟して得た真理」はすでに求めておらず、僕自身が円熟する方法を探しているのだと思う。2019/03/11
蓮華
19
色んな人についてかかれているんだけど、どちらかと言うとあまりよくないと思われる人に対してのことが多く読み進める内に暗い気分になってしまう。 頑張ったけど最後まで読むに耐えれなかった(--;)2018/05/13
ふろんた
13
表紙、タイトルの割には内容は固め。原題通りでよかったのではと思うものの、このタイトルじゃないと手に取ることもなかったな。2014/12/31
carl
7
人の数だけ個性が有るって感じ、いかにも翻訳本って感じ(なんか気になる日本語)が残念でした。後書きがすごく読みやすく感じた。思いついたら再読します。2016/09/16