内容説明
平城遷都1300年記念。みごとな都市計画にもとづいた壮大な「都」の誕生。20年にわたり発掘現場で調査にあたってきた建築史の学者が、地中からの「証言」に耳をかたむけ、状況証拠から事実を読みとって、イラストレーターとともに推理し、まとめた平城京の造営の物語。
著者等紹介
宮本長二郎[ミヤモトナガジロウ]
1939年大阪に生まれる。横浜国立大学工学部建築学科卒業。同大学院修了後、東京大学大学院をへて、1967年奈良国立文化財研究所に入所。1991年より文化庁文化財保護部建造物課主任文化財調査官。94年東京国立文化財研究所に入所、95年より同所国際文化財保存修復協力センター長。99年より2007年まで東北芸術工科大学教授。工学博士。20年にわたって平城京内の寺院や宅地跡、平城京跡の発掘にあたってきた。おもに縄文時代から中世にかけての住宅建築を専門とする数少ない学者である
穂積和夫[ホズミカズオ]
1930年東京に生まれる。東北大学工学部建築学科卒業。長沢節氏に師事して絵を学ぶ。松田平田設計事務所をへてイラストレーターに。アイビーファッションのイラストなど、おもにファッションや自動車などの分野で活躍してきたが、現在では日本の歴史的な建造物や街並み、歴史風俗などを描くことに意欲的に取り組んでいる。昭和女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。