堀秀道の水晶の本

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794217400
  • NDC分類 459.5
  • Cコード C0044

内容説明

透きとおって美しく、いたるところに産出し、現代文明を支える、水晶。その秘密をあらゆる角度から語りつくす。標本写真全36点。

目次

水晶の思い出
水晶という言葉はどこから来たか
水晶の科学、基礎の基礎
水晶はどこで生まれるか
アメシスト
煙水晶、シトリン、アメトリン
紅水晶とその他の色水晶
わたしの水晶コレクション
日本で水晶が採れるのはどこ?
「水晶山」など水晶にゆかりある地名
世界の水晶産地
水晶の結晶の科学
水晶には高温型と低温型がある
水晶には「右水晶」と「左水晶」がある
メガネに使われていた水晶の双子
水入り水晶・負晶入り水晶
ダイヤより美しいハーキマー・ダイアモンドの謎
水晶の選び方と保存の注意
水晶球の真実とは?
現代人はだれでも水晶を持ち歩いている
水晶の意外な使い道
人工水晶の作り方
これから研究を志す若い人へ

著者等紹介

堀秀道[ホリヒデミチ]
1934年、東京生まれ。中学校時代より鉱物を愛好する。北里大学化学科助手、モスクワ大学地質学部留学を経て、鉱物標本の販売・分析・研究の機関、鉱物科学研究所を設立。長石の新種「ストロナ長石」をはじめ5種の新鉱物を発見、研究・発表し、これらの業績に「櫻井賞」を贈られている。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

33
水晶の透明さは水のそれに似ている。冷たく澄んだ龍の眠る池の水が結晶したかのように透きとおり、冷たく、身体と心には不思議と染み入る光をたたえつつ形を成している。「解説文なのかエッセイなのか分からない」と著者の堀が自ら評する文章はなるほど、あっちに行き、こっちに行きなかなかに忙しい。それは水晶の魅力が多岐にわたっていることの証左であり、楽しいよそ見を強いられながらの読書はせわしなくも味わい深い。好奇心を持ち、鉱物を見て何かを見わけ、何かを考えてもらいたい。そういう著者の心こそ美への目を養う源であろう。2016/12/16

hisaos

0
水晶にまつわる著者のいろいろな体験や考えを語っている。22章もあるが、1つ1つはそう長くないのでテンポ良く読める。巻頭の水晶グラビアも美しい。単に思い出を語るにとどまらず、世界の水晶の産地、水晶の双晶、水晶の色の出方、右水晶と左水晶、高温水晶に低温水晶、人工水晶、水晶の産業利用、そして鉱物学を志す若い人への書き送りと本当に幅広く、また知識の深さを感じさせる。読んでいて何か落ち着く本だった。2017/03/31

DerMond

0
水晶に「右水晶」と「左水晶」があるとは知りませんでした。なかなか深い世界ですね。2010/09/03

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