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天才科学者のひらめき36―世界を変えた大発見物語

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  • サイズ B5判/ページ数 256p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784422400228
  • NDC分類 402
  • Cコード C0040

出版社内容情報

最先端の光学系技術者・サイエンスライターとして知られる著者が、科学やテクノロジーの歴史を紐解きながら「発明」や「ひらめき」の瞬間に関する数多くのエピソードを紹介したフルカラーのビジュアル科学書。ニュートンやパスツールといった有名な学者だけではなく、電子レンジの発明やプラスチックの開発、DNA構造の解明にまつわるドラマなど、偶然が生み出した多くの天才たちにも光を当てる。写真やイラストを多数掲載。

著者紹介
リチャード・ゴーガン
光学系エンジニアとして海底音響センサー網、極紫外光学、軌道望遠鏡など、さまざまな先端技術の開発に携わったのち、高い専門性を備えた科学者やエンジニアを集めてマウンテン光学システム・テクノロジー社を設立。また、科学系ライターとして、最新のX線画像技術や反物質の原子の形成、リモートセンシングの農業利用など100以上の記事を寄稿している。

北川玲
英米文学翻訳家。訳書に『離婚と子どものこころ』『暗殺の歴史』(創元社)など多数。

内容説明

インターネット(www)やダイナマイトなどの世界を変えた発明の多くは、偶然のひらめきから生まれている。科学やテクノロジーの進歩の歴史をひもといてみると、そこには信念の飛躍、思いがけないひらめきが一夜にしてわれわれの常識をくつがえしたエピソードがいくつも見つかる。そんなひらめきの瞬間が、紀元前の時代からわれわれの暮らしを形づくってきたのだ。本書が紹介するのは、万有引力の法則を発見したニュートンや、ワクチンを開発したパスツールといった有名な学者だけではない。電子レンジの発明やプラスチックの開発、DNA構造の解明にまつわるドラマなど、偶然が生みだした多くの天才科学者たちにも光を当てている。

目次

はじめに エウレカの瞬間
第1章 神話の時代:あやしいリンゴ
第2章 理性の時代:ミステリーの出現
第3章 20世紀前半:既成概念にとらわれない思考
第4章 20世紀後半以降:分野を超えたセレンディピティ
第5章 企業モデル:ビッグ・サイエンスにおけるチャンス
第6章 偶然を味方にする方法:「準備」と「欲求」

著者等紹介

ゴーガン,リチャード[ゴーガン,リチャード][Gaughan,Richard]
光学系エンジニアとして海底音響センサー網、極紫外光学、軌道望遠鏡など、さまざまな先端技術の開発に携わったのち、高い専門性を備えた科学者やエンジニアを集めてマウンテン光学システム・テクノロジー社を設立。また、科学系ライターとして、最新のX線画像技術や反物質の原子の形成、リモートセンシングの農業利用など100以上の記事を寄稿している

北川玲[キタガワレイ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょーた

58
【図書館本】天才科学者のひらめきの裏側を物語にした本書。理科系の授業の導入に使えば、興味を抱かせ易い。天才は、ひらめきを得るまでに、多大な努力を重ね、いつ実を結んでも良いような『準備』ができている。そんな人には、いずれひらめきの『チャンス』が転がり込む。そのチャンスを見逃さず、明らかにしたいという『欲求』が他の欲求に打ち勝つことによって、ようやくひらめきに辿り着く。『準備・チャンス・欲求』がひらめきのキーワード。セレンディピティの語源は、「セレンディップの三人の王子」という童話にちなんで生まれた言葉。2014/04/02

かさお

33
カラー写真、イラスト、コラージュを駆使、オシャレに工夫されてる。チャンス、準備、欲求、この3つが揃ったセレンディピティのストーリーはどれも全部面白く読めた。目的と違う結果になった時に、事実を素直に認め、従来の常識にとらわれない事が命を救ったりする。特に産褥熱の話が衝撃的。当時多くの女性が産褥熱で命を落としていた。ゼンメルワイスは他の医師に手を洗う様訴え、死亡率を下げたにも拘わらず、当時の医学界は彼を追放した。医師は紳士であり、紳士の手は綺麗だという理由で。細菌が発見されてない時代とはいえ、あんまりだよ😭2023/04/12

じゃすぽ

18
読みやすい、解りやすい、文章を書いている人の科学愛がすごく伝わってくる(笑)知っていることも、知らないこともある中で、ノーベル賞の由来に、なるほどと納得。新しい発見では、偶然発見されるケースがかなりの確率だ。だがそれは、まだ知らない何かを見つけたいという欲求なくしては出会えない偶然なのだ。アインシュタインこそ登場すると思っていたけど。彼は科学者じゃなくて、物理学者だったわ。2017/02/16

kubottar

9
凄まじい結果を残してきた科学者たちは全員“偶然”を味方につけていた。当たり前かもしれないが運の悪い人は才能があったとしても上にはいけない。チャンスをモノにする努力を続け、なおかつ普通の人には見えないモノが見える才能を持っていて、そして“偶然”にも天運が落ちてきたときブレイクスルーは成る。持って生まれた才能と運は努力でなんとかなるものじゃないけれど、“正しい行動”を取捨選択できる能力は努力と経験で磨かれていく。2012/05/19

FKtaro

2
大きなテーマは、最も縁遠いように思われる偶然が科学の発展に大いに寄与しているということ。もちろんそれを活かす素養があってのことなんだけど、原子・分子と聞いただけで吐きそうになるぐらい非理系な自分は偉大さが半分もわかってないに違いない…。天才科学者は神か悪魔の遣いとしか思えませんな。2015/11/25

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