内容説明
ついに海賊として生きる決意をしたメアリ・リード。カリブ海を奔放に駆け抜ける女海賊の名を、人々は畏れと尊敬をもって口にする。そして、海の上での自由と闘いとに魅せられた女がもう一人。その名はアン・ボニー。二人の女海賊をつなぐ、哀しく切ない運命の糸。実在した女海賊の伝説をもとに、緻密に織り上げられた絶品エンタテインメント、完結篇。
著者等紹介
カルメル,ミレイユ[カルメル,ミレイユ][Calmel,Mireille]
1964年生まれ。フランスの歴史ロマンス界の新女王と呼ばれる人気作家。8歳の時に重篤な病に陥り、療養所にて少女時代を送る。30歳の時に最初の小説を書き始めるが、生活保護を受けながらの執筆活動だった。5年後、デビュー作が刊行されるやベストセラーに
永田千奈[ナガタチナ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつぞー
4
4巻あるけど厚い本でもないため、展開が早すぎではと思います。もっとじっくり書いて欲しかった部分もあるし、どこへ行ってしまったの?なところもあります。不満もあるんだけれど、でも好きだわ、こういう話。2009/02/12
dumpty
2
「エピローグ」でこんなに簡単にまとめるなら、全体的にもっと短くできたんじゃないかと思ってしまう。2010/04/27
yolk
2
ページが足りなくなっちゃたから、無理やり終わらせました・・みたいな終わりかたでした。4巻も読んできたのにな。もう少し丁寧にエンディング書いて欲しいかったな。2010/02/02
septiembre
2
続きが気になって一気に4冊読んでしまった。 登場人物嫌なヤツまでもキライになれなくて切なくなった。ある意味メアリは存在自体罪作り?
調“本”薬局問悶堂
1
終った。 娘の名前を見たときからこうなる気はしていたけど、やっぱりそうだったかと。 海賊の資料を見返したら、このふたりは本当に同じ船に乗っていて、そして一緒につかまったとあった。女が乗れないはずの海賊船に二人の女海賊がいたなんてかっこよすぎる。 けっきょく宝はなんだったのだろう? 不老不死なんて存在するのだろうか? そしめ、やっぱり最後はああいう男が生き残るのかと。 《2020年6月 登録》2009/02/23