内容説明
「わたしは女の子?男の子?」「あなたは天使。天使に性別はないの」少女に少年の装いをさせて、母娘は一世一代の賭に出る。それが少女にいかなる運命をもたらすとも知らず―。18世紀初頭、カリブ海に男装の麗人として名を馳せた、伝説の女海賊がいた。その名はメアリ・リード。イギリスの富豪の家で育ったメアリは、なぜ男装し、海賊になったのか?フランスのヒストリカル・ロマンス界の新女王が送る、徹夜必至のノンストップロマンス。
著者等紹介
カルメル,ミレイユ[カルメル,ミレイユ][Calmel,Mireille]
1964年生まれ。フランスの歴史ロマンス界の新女王と呼ばれる人気作家。8歳の時に重篤な病に陥り、療養所にて少女時代を送る。30歳の時に最初の小説を書き始めるが、生活保護を受けながらの執筆活動だった。5年後、デビュー作が刊行されるやベストセラーに
永田千奈[ナガタチナ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はむ造
9
ふと海賊もののピカレスクロマンを読みたいと思い、その条件に該当する作品はないか探したところ、本作を見つけた。主人公のメアリ・リードは実在したとても有名な海賊だが、第1巻は彼女がまだ海賊になる前の話。よって、私掠船を除く海賊はまだ登場していない。子ども向けというより、大人向けのストリーだと思う。可もなく不可もなくといった印象を受けたが、メアリと宝が今後どうなっていくのか気になるので続きも読みたい。2019/01/20
颯奏
6
手に取ったときは児童書寄りなのかな?と思ったけれど違うのかな。翻訳文が読みやすいのでさららっと読破。軽めのマグノリアブックスといったような感じ。実在の女海賊メアリ・リードを主人公にした創作物なのでわたしが彼女に興味を持っていたのもあって楽しく読めました。2017/02/17
りんこ
5
うーん・・・・なんともいいようが無い。可も無く不可も無い感じ。もう少しそれぞれの生活について深く掘り下げても良かったのではないかと思う。リード家での生活・エルマとの生活・船上での生活・王宮に出向いてからの生活 それぞれがもっと冒険に満ちた、わくわく出来るような話になる要素は沢山散らばっているのにそれを無視してずんずん先に進んでしまっている印象。それが非常に残念。とりあえず次巻も読んでみるつもり。2011/03/03
調“本”薬局問悶堂
3
本当に海賊に憧れる。 でも私には人を殺せないだろうな。戦ったりとかきっと無理だろうな。そうしたら海賊になれないのかな? でも“yo-ho”の暮らしには本当に憧れるんだ。 ずっと男に産まれて海賊になりたかったんだと思ってたけど、もしかしたら女のまま海賊になりたいのかもしれない。 この表紙を描いている人の絵が好き。この人が表紙を描いてるとなぜかその本が面白そうに見えてしまう。 全4巻。今、2巻の中盤。 英題ほひねりがないな。前に読んだ別の本と同じだ。 《2020年6月 登録》2009/01/21
さくら🌸
3
ピカレスクとしてもポルノとしても中途半端。コスチュームプレイの原作にしても物足りない。想定される読者層が思い浮かばない。タブロイド紙の連載?/視点が定まらないのもイラつく。/病院の待ち時間にこれしかなく渋々読んだ。2009/05/09