内容説明
筆算には小学校で習ったのよりずっといい方法があるし、分数で通分が必要な理由は折り紙を使えば納得できる―。数え方から方程式、確率まで、わけもわからず覚えこまされたあの頃のトラウマを癒しつつ納得させる、おとなのための算数読本。
目次
第1部 数を数え、暗算し、筆算するまで(4以上数えられるなんて、天才!;十進法じゃない数えかた? ほか)
第2部 比例計算から分数、百分率まで(美しい比例関係「黄金比」;いにしえの比例計算法「黄金律」 ほか)
第3部 xの使い方から二次方程式まで(存在しうるすべての数を表すxの使い方;方程式の左右両辺に同じことをする ほか)
第4部 サイコロばくちから生命保険まで(「確率は人生の導き手」なんて期待しすぎ;確率研究の始まりはばくちに勝つため ほか)
著者等紹介
ポッター,ローレンス[ポッター,ローレンス][Potter,Lawrence]
英カンタベリーで育つ。現役の数学教師。2年間、英サウスロンドンの学校につとめた後、アフリカのルワンダの学校で数学を教えた。現在は再びサウスロンドンの学校に戻り、数学を教えている
谷川漣[タニカワレン]
1959年生まれ。東京大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rabbitrun
4
算数が楽しくなるヒントが書かれているので、子供や数字嫌いの大人にすすめたい。とくに古来、人は計算が苦手だったことや、学校で教わるのは歴史的に見てかなり高度な計算だという事実を知って溜飲を下げる人もいると思う。2015/12/31
草生やすな
1
10/2って10から2が何回引けるかと同じやん。知らんかった......(小学生並みの頭脳)2014/01/17
東隆斎洒落
1
(09.05.06読了) 訳書独特の読みにくい点を除くと、数字嫌いでもとっつきやすい。 「なぜ「約分」が必要か?」など、大人向けというより、子供にも理解でき、教えてあげたくなる一冊。 2009/05/06
たけひろ
0
☆☆☆2009/03/10