内容説明
足し算、引き算、かけ算、割り算。これらの組み合わせだけで、この世界の驚くべき事実が、数字となってあなたの前に現れる。「週末の降水確率」や「連続安打記録」などの身近な話題を例に、ささやかな数学の知識が生み出すとてつもない力を紹介。なんでも計算してみたくなる本。
目次
１ 数字オンチの実例（大きな数と低い確率；全人類の血液の量 ほか）
２ 確率と偶然の一致（一般的なことと特定のこと；偶然の一致はよく起こる ほか）
３ エセ科学（フロイトも数字オンチだった；超能力 ほか）
４ なぜ数字オンチになるのか（お粗末な初等数学教育；中等教育、大学教育、大学院教育 ほか）
５ 統計はどこまで信用できるか（「個人の選択」対「社会の選択」；囚人のジレンマ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クルサイダー
2
数学は難しいけど身に着けたらこれほど頼もしい味方はいないですね。世の中のもののほとんどが数学に関係していると考えると誰しもが身に着けて損はないし、いろんなものの見方が変わりそうだと思った。ただ数学者でもオンチがいるらしいのでオンチにならないように一からじっくり一生かけてやっていきたい学問です。2018/09/06
cafework
2
似非科学などに騙されないように、理系オンチが誤解しやすい、確率の誤解を、わかりやすい例で説明してくれてます。 なんだ数学って役にたつじゃん！、という気持ちになります。ビジネスにも役に立つし、数学が嫌いになる前の中高生にぜひ読んでもらいたい一冊。2013/08/18
ノブ
2
数字の感覚を持つ重要性を再認識。取り上げる計算例がユーモアがあって面白い。2009/12/27
佐藤 弘樹
1
"土曜日の降水確率は50%です。日曜日の降水確率も50%です。つまり週末は100%雨が降ります" これは本書に登場するある天気予報士の言葉だ。 著者はこのような数字オンチが蔓延していることを嘆いている。AI、Chatgpt、IOTなどの技術が登場するなど本書が出版されて30年以上が経った今、世界はますます数字で溢れかえっている。 このような時代にこそ数字オンチの危険性をよく学ぶ必要があるのではないだろうか。 2023/10/09
gotoken
1
愚痴りすぎ2009/01/21
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