内容説明
明るい話題から深刻な問題まで、50の切り口でいまの世界とこれからの世界をわかりやすく解説。読み終えるころにはきっと、遠い国だと思っていた世界が、わたしたちとつながっているのがわかるはず。いまの世界のほんとうのすがたを知ってください。
目次
日本女性の平均寿命は85歳。ボツワナ人の平均寿命は34歳
肥満の人の3人に1人は発展途上国に住んでいる
先進国で最も妊娠率が高いのは、アメリカとイギリスの十代
中国では4400万人の女の子が生まれてこなかった
ブラジルには軍人よりも化粧品の訪問販売員のほうがたくさんいる
世界の死刑執行の81%はわずか3カ国に集中している。中国、イラン、アメリカである
イギリスのスーパーマーケットは政府よりもたくさんの個人情報をもっている
EUの牛は1日2・5ドルの助成金を受け取る。1年貯めると世界旅行ができる
同性愛は70カ国以上で違法、9カ国で死刑になる
世界の5人に1人は1日1ドル未満でくらしている〔ほか〕
著者等紹介
ウィリアムズ,ジェシカ[ウィリアムズ,ジェシカ][Williams,Jessica]
英国公共放送BBCのジャーナリスト兼プロデューサー。世界の識者へのインタビュー番組などを手がける
酒井泰介[サカイタイスケ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
30
イギリス人の著書。イギリスやEUの話題が多いから勉強になった。アメリカに対するライバル心がヒシヒシと伝わる。そして日本はカヤの外。2015/08/23
パズル
10
今も増え続ける奴隷や、1億個も埋まる地雷についてなど、目を背けたくなるような事実が載っています。具体的な数値が、より深刻さを感じさせてくれます。どれも興味深く、いずれ子供にも読んで欲しいと思いました。2014/11/24
フリスビー
9
「自動車は毎分、2人を殺している」「世界で3人に1人は戦時下で暮らしている」「世界の人口の70%以上は電話を使ったことがない」など、衝撃的な事実たち。これを読んで何も考えない人はいないであろう必読の書。2007年の本だが、世界はもっと悪くなっていると感じる。自分がいかに狭い視野で生きて来たか思い知らされた読書だった。2019/11/05
ネロ
9
まず、朝倉めぐみさんのイラストがスタイリッシュでキュート。しかしながら、明快な語り口で語られるその内容は深刻で衝撃的です。主に先進国と発展途上国を比較しながら、身近な問題をわかりやすく説明してくれるのですが、とにかくゾッとするものがほとんどです。原料が一切明かされない香料が普通に蔓延していたり、昔よりも現在の方が奴隷や人身売買が増加していたり..全てを鵜呑みにするのも危険かもしれませんが、このシビアな現状を知って、実際に調べ考えることは、裕福な日本に生まれた私たちに必要なことだと思います。2012/08/11
トモココ
8
平均寿命から軍事費まで色々な比較で世界の事実を教えてくれます。目をつぶってはいけないことがたくさんあって、ビックリしたり悲しくなったり…。小中学生にも読んでほしいです。2014/11/09




