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内容説明
戦後の日本は「国家観」「歴史観」について語ることを、ずっとタブー視してきた。そして冷戦の終結を経て、現代を生きる日本人の多くが「グローバル化する世界で“国家の役割”は大きく減退するはず」と、世界の潮流から外れる全く誤った見方をしていた。その最も大きな帰結は、日本人が内向きの平和志向となり、国際情勢の大きな視野を完全に失ってしまったことだ。日本人の歴史、命、財産をいかに守るべきか――。本書は、日本を代表する国際政治学者である著者が、次代の政治家としてこの国を継ぐ者たちへ、戦後に失われた「国家観」「歴史観」を学ぶことで、正しいリーダー論と世界を見る目を説いた“白熱授業”を完全収録。「『空気』と『密教』の日本政治」「日本は本当に『三等国』なのか」「保守のリーダーは融通無碍」「日本文明の本質は『連続』にあり」など、透徹したリアリズムに基づく講義を展開していく。世界を見よ、今こそ日本は目覚めるとき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MORITA
1
イギリスのEU離脱・トランプ次期大統領の選出と2016年は統一から分裂への流れが加速した1年だった。このような時にこそ国家観・歴史観をしっかりと持ち直さないと進むべき方向を見失うだろう。2016/12/30
めがね
0
まずは古事記と日本書紀を読んでみようと思いました。2015/09/07
チョビ
0
歴史を学べ!古典を読め!司馬史観、くそくらえ!GHQによってカネを崇拝する民族へと変化した日本人。政治に見向きもせず、マスコミが面白おかしくした報道を鵜呑みにしてただケチつけている人々、一回の失敗で「やめろ」っていうのはどうだろう?今の日本人って本当ダサいですよね!ということを改めて感じた一冊。2016/01/06
JH
0
著者が本書で述べている、外交を行うにはまず日本という国がどんな国なのかを理解しなくてはならない、そのために手っ取り早いのは「古事記」「日本書紀」といった神話を学ぶことだという説は新鮮で興味深かった。2015/10/14