内容説明
都心4000坪の土地相続のチャンス!ただし、とんでもない条件が…。安アパートに住まうワケありの4人が挑む、初めての有機農業(下肥つき)!?自然の恵みに感謝したくなる、さわやか農業ファンタジー。
著者等紹介
山田健[ヤマダタケシ]
1955年生まれ。78年東京大学文学部卒。同年、サントリー宣伝部にコピーライターとして入社。ワイン、ウイスキー、音楽、環境などの広告コピーを制作。2001年、天然水を使用しているサントリーの工場の水源地で、水資源涵養のために森林を整備する「天然水の森」計画を立案。環境広告「水と生きる」のクリエイティブ・ディレクターをへて、現在同社環境部のスペシャリストとして、「天然水の森」活動を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyrn
4
小説の形をとりながら農業の置かれた問題や作物の育て方などがさりげなく紹介されていく。なかなか面白かった。こういう形の小説は有益だと思う。もっと読みたい。 2013/07/16
Toku
3
笑いあり!登場人物の会話のやり取りがおもしろい!!こういう文体は個人的にとても大好きだ。農業をやる、というのはとても大変なことで、大きな決断。でもその価値がある、自然と触れ合うことの感動や楽しさを、たくさん感じることができた。2021/04/26
SAGA
3
ノリがよくて読みやすい。自然農法知ってる人などには斜め読みする楽しさがあるかも。キャラ立ちがはっきりしているので好きなキャラで楽しめます。2011/04/10
レイコ
2
農業ど素人の主人公が 成り行きで生産者にならざるを得ない…意外とね、あるんですよ。この展開の小説。オトナのスポ根、サクセスストーリーとして。それを踏まえての読者がどう感じるか、なんだけど。小説としての表現に拘るか 純粋に農業を志す者の基礎知識として受け取るか。 で、自身はどうなのか?はい、登場人物のキャラの薄さ&昭和的テンプレートはやや食傷気味。農業知識は勉強になったかな。畑を受け継いだ割に 山菜だの自然薯だの おいしい部分がやたら登場はちょっと残念。地に足のついた開拓日記が見たかったかなぁ!2019/05/25
bunboo
2
設定として、現実味はないけど、なかなか面白かった。自然農園ていうと、すごく難しそうだけど、みんなで試行錯誤しながらやっているのがなんかいいなぁ。採りたての野菜で作るヤマケンさんの料理とおいしいワイン、それだけでうらやましい。2015/03/15