出版社内容情報
フィナンシャルタイムズ・ゴールドマンサックス『2006ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー』受賞！
著者は、元『ファイナンシャル・タイムズ』北京支局長。
世界経済を食いつぶし、加速する破壊現象。最新報告！
内容説明
伝統産業の没落、中間層の失業増大、エネルギー争奪戦、環境ストレス―第一人者による驚くべき報告。
目次
第１章 ドルトムントの「不死鳥」
第２章 「現代のシカゴ」、重慶
第３章 伝説の「一〇億人市場」の甘い罠
第４章 技術移転、低賃金に負ける
第５章 中西部の町ロックフォードの落日
第６章 凄まじい環境ストレス
第７章 信頼関係が失われた社会
第８章 一党独裁と資本主義経済のミスマッチ
第９章 世界各地で激化する米中の対立
著者等紹介
キング，ジェームズ［キング，ジェームズ］［Ｋｙｎｇｅ，Ｊａｍｅｓ］
英国エジンバラ大学東洋語学科卒業。中国・山東大学留学。１９８５年から『フィナンシャル・タイムズ』記者。８７～８９年、東京支局駐在、９８～２００５年、北京支局長。現在、ＢＢＣ、ＣＮＮで中国問題のレギュラー解説者をつとめる。０３年、ヨーロッパ・オンライン報道賞、０５年、「今年の経済記者」賞を受賞。北京在住
栗原百代［クリハラモモヨ］
１９６２年生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京学芸大学教育学修士課程修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
1
8-03 赤8-2 中国各地で世界経済への影響を検証する。･第二次世界大戦前からﾄﾞｲﾂ最大を誇ったﾃｨｯｾﾝｸﾙｯﾌﾟ社のﾄﾞﾙﾄﾑﾝﾄ製鋼所を著者が尋ねると広大な跡地に鉄くずの小山を2.3残すだけで、中国の沙鋼が長江河口の工場拡張のために買い取り、一年足らずで運び去った後だった。･市場経済参入で解き放たれたエネルギーと１３億のマンパワーが世界を揺るがしている。伝統産業の没落、中間層の失業増大、エネルギー争奪戦、環境ストレス…。極低労賃を基にした経済は自国の負債を積み上げ中期的に崩壊する。2006/11/16
TETSUYA
0
フィナンシャルタイムズの元北京支局長著。過激なタイトルですが、原題「CHINA SHAKES THE WORLD」のままの方が良いかも。古いが、結構凄い内容です。2013/02/28
kikiki
0
衝撃だった2012/10/10
KN
0
タイトルの訳が煽りすぎ。もとは「shake」なんだから「揺るがす」くらいが妥当（著者は中国に長居してたから、内容もそこまで「酷い話」は書いていない） 日本も誰かの発明（漢字もですな）を模倣して改善していまにいたるので、中国のパチモン文化をそこまでバカにできない…つか、著作権や知的財産権のセオリー自体そろそろ見直した方がよいんじゃないか、儲けたもん勝ちにしても良いんじゃないかと最近は密かに思う自分なのでした（ほんでたっくさん儲けた富は独占せずに貧乏人にタダで配ってね？（笑））2024/04/30
