内容説明
伊奈かっぺい、笑いのワールド・自伝篇。お金はないけど、時間だけはたっぷりあった独身のころ。その日その日の面白いことを書きとめた日記。笑えることがなければ創作してでも書き続けた日記。すべてはこの日記から始まった。
目次
1 ヒマつぶし、笑いの哲学(日記をつける;日記が本になった! ほか)
2 家族ができた!(ハッピー・ライフ;四人の子どもたちに贈る歌)
3 かっぺいの教育論(駄洒落の効用;教育委員会からボイコット)
4 仕事とことば(ひょんなことから青森放送に;美しい東北弁の鼻濁音)
著者等紹介
伊奈かっぺい[イナカッペイ]
昭和22(1947)年、弘前生まれ。本名・佐藤元伸。方言詩人、津軽弁の名手として知られる。二十歳のとき、青森放送に入社。現在、一男三女の父。昭和49年、方言詩集『消しゴムでかいた落書き』を自費出版。昭和52年、日本コロムビアから同名のタイトルで朗読のレコード、カセットテープをリリース(現在はCD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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myunclek
7
言葉を大切にする事、いろんなところに通じるんですね。ほのぼのと伝わるかっぺいさんの優しさ。なるほどと思わせる教育論。言わずもがなではなく、一言お喋りしましょう^ - ^2018/11/11
kinta
1
文面から声や話し方、イントネーションが聞こえてくるようなエッセイ。彼の特異な人生のあれやこれや。どこまで韜晦しているようで事実しか話していないような。そして自分の生きている場所に対しての愛情。転勤族としては、うらやましくもあり、地方ばかりを歩いた人間にとっては本当に同感でもある。訛りと方言は違う、という項目が刮目。「方言話して」という、上から目線の質問に対するアンチテーゼがここにある。そして、子供の発想を見捨てない、この面白さが彼の原点かも。2023/02/15
ふわふわ♪
1
方言と訛りの考察はなるほどな~!でした。 方言~いいな!いいぞ☆ 伊奈かっぺいさんの本はCD付きで楽しみたい♪でも文字だけでもとても楽しく、何よりぽかぽかする◎ かっぺいさんのおっしゃるとおり「あははも悪くはないけど、うふふもいいよね、なのだ。」 2014/10/30