内容説明
鼻の大きい男はペニスも大きい→統計的にはそんなデータはない。アジア人は精力が強い→年間セックス回数が一番多いのはアメリカ人、日本人は最下位。初体験は熟女がいい→コンプレックスから精神障害になる男が多い…など、セックスに関する俗説を検証して誤りを正すウンチク話129。
目次
1 恋愛とセックス
2 女性の心とからだ
3 男性の心とからだ
4 ペニスとその周辺事情
5 性愛・性戯・オルガスムス
6 妊娠・避妊・中絶
7 人生とセックス
8 バリエーション
著者等紹介
ブラーター,ユルゲン[ブラーター,ユルゲン][Brater,J¨urgen]
1948年生まれ。医学・歯学で博士号を取得。1996年まで開業医。その後、医学関係のコンサルタント。セミナー、著作で活躍。ドイツのアーレン在住
畔上司[アゼガミツカサ]
1951年長野県生まれ。東京大学経済学部卒。ドイツ文学、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
reo
3
巷に蔓延る性知識を、学術誌をソースにして簡潔にまとめたもの。驚いたトピックとしては、「朝立ちは性的興奮によるもではない」ということだ。「膀胱がいっぱいになることで、骨盤付近の静脈に圧力を与え、心臓に向かおうとする血液を停滞させる。停滞した血液はペニスの海綿体などに溜まり、性的興奮時の充血と同じ状態になって固くそそり立つ」らしい。言われてみれば大したことはないかもしれないが、知らずに今後生きていくと考えると少し寂しい気もする。このトピックに限った話ではないが、読書について改めて考えさせられる本であった。2021/06/12
ピンク色の朧禊
0
少しばかり性的知識があれば性的コミュニケーションはもっと楽しくなるかも。2015/06/19
のぶ
0
こういう本はあまり公共図書館にはないですね。そうです。珍しく、自分で購入した(古本だけど)本です。自分でこういう本を買ってることをここに喧伝するのも気恥かしいけど、さらに、読んでみてさほど目新しい発見はなかった、などと感想を吐露しまうと、余程のセックス通みたいで嫌らしい感じがしますね。本書は、主題は下世話な分野ですが、内容は真面目なものです。タイトルがセックス「技術」とかでなくセックス「知識」であることからも推察できる(かな)と思いますが、生々しい現場の話は殆どなくて、気軽な雑学本という位置づけでしょう。2012/01/22