評伝ヘルマン・ヘッセ〈下〉―危機の巡礼者

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794213655
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ヘッセは両大戦下のドイツを生きぬいて、三度結婚しノーベル賞を受賞した。世界で人気を呼んだ創作の背景を描いた傑作評伝。

内容説明

大戦後の虚無の中から、二度の離婚の苦境を越えて『シッダールタ』と『荒野の狼』でふたたび読者をとらえたヘッセ。スイスに住み、平和主義をつらぬきながらも、ナチズム台頭と第二次大戦の時代に翻弄されるヘッセ。『ガラス玉遊戯』とノーベル文学賞の受賞。スイス、モンタニョーラでの晩年の生活まで。なぜ爆発的人気を呼んだのかの分析も。

目次

第6章 新しい人生、その三―空想の王国の放浪者
第7章 病める旅人
第8章 象徴としての都市―自己という地獄
第9章 新しい人生、その四―官能から精神へ
第10章 時代に抵抗する要塞として
第11章 最後の新しい人生
エピローグ 危機の巡礼者
へルマン・ヘッセ概観

著者等紹介

フリードマン,ラルフ[フリードマン,ラルフ][Freedman,Ralph]
1920年ハンブルク生まれ。1940年にアメリカに渡る。アイオワ州立大学をへて、プリンストン大学比較文学科教授

藤川芳朗[フジカワヨシロウ]
1968年、東京都立大大学院修了。現在、横浜市立大学教授
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感想・レビュー

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ゆきえ

11
書簡集で私が思っていたヘッセとは、だいぶ違った。意外と社交的というかなんというか…。ヘッセも、自殺願望を持ち続けた。それでもしっかりと、生き続けた。死ぬという選択肢を持っている方が強く生きられる、という部分は多かれ少なかれあるだろうと、私も思う。大好きなヘッセが生き続けたのだから、困難な生を。私も生きなければいけないのかな。2017/04/22

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