内容説明
大好評の『時計の針はなぜ右回りなのか』から10年。あの面白さがまた楽しめます。読み切りエッセイ61篇に「いよいよ始まるサマータイム」のおまけ付き。
目次
第1章 週の始まりは日曜?それとも月曜?
第2章 日本人は本当に忙しいのか
第3章 “秒的”スポーツ観戦
第4章 歴史を彩った時計たち
第5章 世界で最も高価な時計は?
第6章 空港での待ち時間はゼロにできるか
第7章 いよいよ始まるサマータイム
著者等紹介
織田一朗[オダイチロウ]
1947年、金沢生まれ。慶応義塾大学法学部卒。(株)服部時計店(現セイコー)に入社。営業、販売企画、宣伝、広報などの仕事に携わる。1997年に独立し、「時の研究家」として著作や講演などで活躍している。日本/国際ペンクラブ会員。東京大学先端科学研究センター客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
6
時間の流れは決まっており、その方向も一意だが、それをどのように解釈するのかは人間の自由がある。自分にとって必要なレンジで切り取って、それに応じた計算をする。そうすることによって、様々な問題に対してフォーカスを当てて、そして解決することができる。2015/09/08
Masa
1
時に関する蘊蓄話2025/02/06
Hiroki Nishizumi
1
旧暦は季節感が優れている、昭和天皇はミッキーマウスウォッチをつけていたことがある、GPSは原子時計を搭載しマスタークロックとしている、など時間と時計に関するウンチク本。軽く暇潰しするには悪くなかった。2012/12/05
のち
0
どきっとするタイトルだが、「時間」について、さまざまな角度から2〜3ページずつのコラムがまとめられた本。 時計の歴史、スポーツにおけるタイム、サマータイム等、一口に「時間」といっても幅が広いのだなと気づかされる。 「この電車は現在1分遅れております」のアナウンスを聞くと、1分くらいで気にしなくていいのに、と思うが、世界には20分遅れても遅延扱いしない国もあるのだとか。日本の正確な列車運行も先人たちの努力があればこそと知り、生真面目な国民性を実感した。2012/05/04