女の子どうしって、ややこしい!

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794212177
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0011

内容説明

突然口をきかなくなる、うわさを流す、悪口を書いたメモをまわす、じろじろ見て笑う…。女の子のいじめは間接的で巧妙なので、外からはわかりにくい。だが、いじめられた経験が心の傷になっている女性は少なくない。なぜ女の子はこんなことをするのか?本書の著者は、女の子独特のいじめを「裏攻撃」と名づけ、その実態を初めて明らかにする。そして、いじめにあったとき、辛い日々をどう乗り越えていけばいいのか、親身にアドバイスしている。いじめられた経験のある女性、いままさにいじめで苦しんでいる女の子やその親、学校関係者必読の全米ベストセラー。

目次

1章 女の子の隠れた攻撃性
2章 親友が敵になるとき
3章 みんなでいじめれば悪くない
4章 カンペキなつもりの女の子
5章 いじめる子は邪悪か
6章 人気をめぐる策略
7章 やられたらやり返せ!
8章 困惑する親、誤解する教師
9章 これから何をすればいいか

著者等紹介

シモンズ,レイチェル[シモンズ,レイチェル][Simmons,Rachel]
ヴァッサー・カレッジで政治学と女性学を学んだ後、ローズ奨学金を得て、オックスフォード大学で女性心理にかんするリサーチをおこなう。ワシントンDCとニューヨークで政府の仕事にたずさわった後、十代の女の子を支援するオフェリア・プロジェクトにかかわる。現在はブルックリン在住

鈴木淑美[スズキトシミ]
上智大学英語学科卒。新聞記者を経験した後、慶応義塾大学大学院でアメリカ文学を専攻。清泉女子大学講師を経て、現在は翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みりん

22
裏攻撃と名付けられた女の子特有の、暴力や言葉を伴わないいじめについての本。嫌だと思ってもそれを言葉にせず黙って無視したり睨んだりする。そんな雰囲気で怒りを表現する所が確かによくあると思った。女の子は素直で可愛いのが一番という文化が世界でほぼ共通認識だったことが少し意外だった。 2011/03/06

kenitirokikuti

9
図書館にて。原著は2002刊行。著者はヴァッサー大(北米の名門(元)女子大)卒。ローティーン女子に特有な「友達間のいじめ」を臨床的なレベルでなく、広範囲で起きている公的な問題として初めて取り扱った、そうな。女の子はやさしさが求められるので、裏でいじわるをするのだ。「あいつと仲良くするな!」まぁ、男でもなくはないけど、男の場合は暴力をふるうタイプがいるので、そっちが問題になる。 「おんなのいじわる」を裏返すと「百合」なんだな。いや、わかってはいた2021/01/05

金平糖

9
娘の友人関係で悩んでいた時、母からの紹介。筆者が出演していたカナダ制作番組内で女子の裏攻撃(仲よく遊んでいるように見えても、仕掛けている子はイジメと認識していないだろう外部には気付かれないような巧妙な駆け引き)を見て衝撃を受けた。女性なら誰もが体験したことがあるだろう女の子特有の「イジメ」や「ハズシ」。「イジメ」に関する本は数々あれど、女子特有の「イジメ」を女性が取り上げているのが画期的。イジメをする側もされる側も常に変化。非が無くても遭遇するため納得できない心の傷を抱えている女子や元女子は多いのでは。 2006/05/15

ががが

8
アメリカの学齢期の女同士の間に起きるいじめの具体例を挙げながら、今まで取り上げられることのなかった女同士の人間関係のトラブルについて分析している。怒り、恨みそして妬みなどの感情が堆積していくと捌け口を求めるようになる。しかし女の子の場合、男の子と違ってストレートに放出されることはなく、表面からは見えないように発散する。男の私からは直観的に分かりにくいことも多く、そういうものかという事例が多かった。表面では仲良くやっていてもある日突然親友の態度が豹変する、だれも信じられなくなる、あたりは読んでて辛かった。2017/06/20

Bill

6
アメリカの女の子社会では、女の子の自己主張が強い事から日本のようなイジメは無いかと思っていたが、全く同じだと。最近は男の子も簡単に喧嘩するのが難しく、女の子と同じような陰湿な関係があるように思う。子を持つ親には非常に考えさせられた本だった。2016/07/21

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