内容説明
著者は四十七士の一人冨森助右衛門の末裔である。自分のルーツを探る目的もあって、助右衛門のことや一族の歴史を調べはじめたが、しだいに忠臣蔵の背景に興味をひかれていく。なぜマイホーム主義者の助右衛門が討ち入りに参加したのか。切腹後、冨森家はどうなったのか。そもそも忠臣蔵とはどんな事件なのか。さまざまな謎に迫る忠臣蔵奇譚。
目次
第1章 言い伝え
第2章 霰の命
第3章 衝撃の発見
第4章 いずこより
第5章 素顔の助右衛門
第6章 踏み迷う道
第7章 すすり泣き
第8章 断絶の謎
第9章 再興の背景
第10章 幻想と現実の間
著者等紹介
冨森叡児[トミノモリエイジ]
1928年、京都に生まれる。同志社大学文学部卒業。朝日新聞社に入社、政治部記者として活躍後、東京本社政治部長、東京本社編集局長、常務取締役をつとめる。退社後東海大学教授に就任。退任後、現在政治評論家
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