内容説明
2001年、欧州から始まった狂牛病禍は、ついに日本に至った。相次ぐ感染牛の発見、政府の対応の遅れ、その後の食肉偽造、隠蔽工作…この事態を招いた真の原因、これらすべての問題の背景にあるのは、社会に蔓延する「ファストフード精神」だ。狂牛病発生の事態に、ファストフード業界はいかに対応したか。各国政府はどう対処し、日本政府の過ちはどこにあったか。この事態にわれわれには何ができるのか。そして、雪印からエンロンにまで共通する「ファストフード精神」とはいかなるものか。狂牛病が明るみに出した現代社会の病理に鋭く迫る。
目次
事の起こり
ファストフード精神とは
ちがう、ちがう、まちがってる
反芻動物に食べさせるな
凋落が始まる
犬が犬を食う事態
貪欲さが減り、思いやりが増える
著者等紹介
シュローサー,エリック[シュローサー,エリック][Schlosser,Eric]
1959年、ニューヨーク生まれ。アトランティック・マンスリー誌を中心に活躍するジャーナリスト。緻密な調査取材にもとづいた記事は高い評価を受けている。著書『ファストフードが世界を食いつくす』は、世界的なベストセラーとなった
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感想・レビュー
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