出版社内容情報
町なかの小さな自然の中にも生命のドラマがある! 半世紀もの間、横浜の自宅付近の雑木林で自然観察を続けてきた著者が、その研究成果を歳時記風に綴る。
内容説明
横浜近郊で半世紀以上にわたり生物万般を観察してきた著者による読みもの歳時記。豊かな知識と経験に裏打ちされた、この著者ならではの出色の生物誌。
目次
序章 なぜ連日観察を続けたのか
四月 移ろう雑木林で妙なる歌声を聞く
五月 一年を二分する雨季が始まる
六月 五月雨に映える花たち
七月 セミが鳴き、梅雨は明ける
八月 七夕祭は新暦七月七日では不都合
九月 ものみな退潮に向かう
十月 秋が頭上を去っていった
十一月 晩秋初冬の候の木々の華やぎ
十二月 林の隅で虫供養
一月 「イソップのアリ」に遭った
二月 光はもう春
三月 春雨とともに百花繚乱
著者等紹介
菅野徹[スガノトオル]
1927年、大連生まれ。早稲田大学仏文卒。都立大学大学院生物系統学博士課程修了。元読売新聞記者、ソウル特派員、国連軍従軍記者。元慶応義塾大学生物学非常勤講師。1987年、横浜の雑木林の研究で朝日森林文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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