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「よど号」事件三十年目の真実―対策本部事務局長の回想

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794210982
  • NDC分類 316.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

未だ解明されない「よど号」金浦偽装着陸の謎。事件直後から現地対策本部で陣頭指揮をとった元日航マンがすべてを解き明かす!

内容説明

昭和四十五(一九七〇)年三月三十一日に発生した赤軍派グループによる日航機「よど号」ハイジャック事件は、乗客の全員無事救出、身代わりとなった山村運輸政務次官、コックピット・クルー、機体の帰還をもって解決を見た。だが、そこにはいまだ解明されていない一つの謎が残っている。あのとき、福岡での給油後、ピョンヤンに向けて飛び立ったはずの「よど号」はなぜ、ソウル金浦空港に降りたのか。現地対策本部で陣頭指揮をとった日航OBが、事件の経緯を忠実にたどり、「よど号」に偶然乗り合わせた米国人の存在こそ、「金浦偽装着陸」の謎を解く鍵であったことを初めて明かす。事件の様相を一変させる決定的証言である。

目次

第1章 ハイジャック
第2章 赤軍派
第3章 金浦空港
第4章 現地対策本部
第5章 協議
第6章 世論
第7章 転換点
第8章 救出
第9章 消えた乗客
第10章 ピョンヤン
第11章 危機管理

著者等紹介

島田滋敏[シマダシゲトシ]
昭和8年、愛媛県生まれ。旧制松山中学、松山東高校卒業。31年、松山商科大学卒業。同年、日本航空入社。40~44年、パリ支店総務マネージャー。45年、「よど号」事件では現地対策本部長補佐・総括担当に指名され、ソウル金浦空港へ。事務局長として陣頭指揮をとる。53年、バンコク支店長。60年、日本航空開発株式会社専務取締役。現在、株式会社テレコメディア会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ken Ueno

5
対策本部からの目線での事件の真実。新鮮でした。2015/02/01

さくら

3
聞いたことはある大事件だが、実際にどんなことが起こったか知らなかったので興味深く読ませていただいた。対処が後手に回るのは残念ながら今も同じ。緊迫しているのだが、韓国側が急いで空港を北朝鮮風に塗り替えて犯人たちを騙そうとしていたところには、くすっと笑ってしまった。もし、あのまま犯人たちが状況全員と北朝鮮に行っていたらと思うとぞっとする。全員帰ってこられなかっただろう。そして、これが拉致の第一歩になってしまった事実を重く受け止めたい。2022/08/11

しょぼた

2
現場に立ち会った人しか知り得ない話が多々あり、とても興味深かった。時代とはいえ、本気で武力闘争をしようとしていた赤軍派には疑問を感じる。青臭いというか…。日本の世論と韓国の姿勢の違いも、北朝鮮に対する認識の差が出ていた。識者の浅薄かつ無責任な意見は、現在も変わらない感じですかね(笑)。ともあれ、現場で事件解決に尽力された方々に敬意を表します。2021/07/13

call

2
この事件は自分にとってはあまりなじみのないモノだったけれど、概要だけでも知れてよかった2017/10/08

kageyama

0
アマチュアテロリストが北朝鮮という名のプロテロリストに洗脳される波乱万丈記。2010/06/08

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