内容説明
『心のおもむくままに』の作者が、「神秘への驚き」「赦し」「書くこと」について率直に語る。
目次
神秘への驚き―リミニでの講演(一九九九年八月)
闇から光へ―ローマでの講演(一九九九年二月)
書くことはきびしいこと―タマーロの自宅にて(一九九八年十二月)
著者等紹介
タマーロ,スザンナ[タマーロ,スザンナ][Tamaro,Susanna]
1957年、イタリア・トリエステに生まれる。十代の終わりにローマへ移り、シナリオを学ぶ。イタリア国営放送のために記録映画を製作しながら小説を書き続け、89年に『うわの空で』でデビュー、エルサ・モランテ賞を受賞する。91年には作品集『独りごとのように』を発表し、イタリア・ペンクラブ賞、ラパッロ賞を受賞。94年に発表した『心のおもむくままに』は世界で八百万部を超える大ベストセラーとなり、映画化された。97年発表の『大地の息づかいがきこえる』、エッセイ集『新たな一歩を踏みだすために』のほか、子ども向けの本もある
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感想・レビュー
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ロピケ
3
西洋の天空にもそろそろ神を呼び戻したほうが、人々も幸せになれるのだろうか…。そんなことを考えた。タマーロはユダヤ系ながら、3世代前に彼女の家系は実利的な理由からカトリックに改宗したそうだ。それでも、周囲の人達はほぼ無宗教というのが本当で、小さいころから持っていたはずの信仰心はしばらくの間は浮かび上がってこなかったと言う。私はもちろんカトリックの信者でもないし、仏教ととも言えないし、神道を信じてもいない。それでも、最近は世界(神様?)に感謝して生きたいと思うようにはなった。少しだけ世界が優しく思えるから。2013/03/31
ず〜
0
タマーロがあんなに信心深いカトリック教徒だったとは!「心のおもむくままに」が精霊の声を聞けという意味だったとは!タマーロの作品の書評も読んでみたくなった。2017/12/27
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