内容説明
古代ギリシア、ローマ時代に根ざした中世ヨーロッパの伝統を受けつぐアメリカの豊かな「犬の文化」。これまで、わが国にはあまり紹介されなかった猟犬、牧畜犬、アラスカの橇犬など伝統的な犬のほか、新たな役割を担う警察犬、盲導犬、救助犬、介助犬などが、どのように役立てられているのか、その実情を詳しく描く。一方、不健全な犬をつくりだしているドッグ・ショーの世界を厳しく批判し、犬を本来の姿に戻せと説く。真の愛犬家に贈る。
目次
第1章 犬になった狼
第2章 南部の万能犬
第3章 においを嗅ぎあてる
第4章 牙をむく
第5章 喜んで働く犬
第6章 不健全な犬を生むドッグショー
第7章 アラスカの橇犬
第8章 人々を助ける犬、癒す犬
第9章 犬を本来の姿に戻そう
著者等紹介
デア,マーク[デア,マーク][Derr,Mark]
メリーランド州ボルティモアに生まれ、フロリダで育つ。ジョンズ・ホプキンズ大学卒。「ナチュラル・ヒストリー」「オーデュボン」など多くの雑誌に寄稿。アメリカン・ケンネル・クラブとショー・ドッグの世界を批判した「アトランティック・マンスリー」1990年3月号の記事は大反響を呼んだ
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