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左腕の誇り 江夏豊自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794210401
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

不世出の天才左腕が、誤解と曲折にみちた野球人生と知られざる球界の真相を語り尽くす。従来の江夏像を一変させる決定版自伝。

目次

プロローグ 江夏豊の大胆さと繊細さ
才能の発見―昭和二十三‐四十一年
二十歳の奪三振王―昭和四十二‐四十三年阪神時代
大記録の代償―昭和四十四‐四十六年阪神時代
確執のなかで―昭和四十七‐五十年阪神時代
リリーフ・エースへの道―昭和五十一‐五十二年南海時代
最も幸福なとき―昭和五十三‐五十五年広島時代
戦いすんで―昭和五十六‐五十九年日本ハム、西武時代
エピローグ 「最後まであきらめない」のがエースの誇り

著者等紹介

江夏豊[エナツユタカ]
昭和23(1948)年、奈良県生まれ。42年、大阪学院高校からドラフト1位で阪神に入団。翌43年、401奪三振の日本記録を樹立し、25勝12敗で最多賞を獲得。46年のオールスターでは9連続三振の快挙を成し遂げる。48年、対中日戦でノーヒット・ノーラン。51年、南海への移籍後、リリーフ投手に転向。53年、広島入団。54年、55年のチーム優勝に貢献。54年の日本シリーズでは対近鉄最終戦9回裏のピンチを切り抜け、「江夏の21球」が伝説化した。56年、移籍した日本ハムが優勝。「優勝請負人」と称される。59年、西武に移るが、同年シーズン終了後、現役引退を発表。60年春、大リーグ入りに挑戦し、ブリュワーズのキャンプに参加。10人の選手枠の最後まで残るが、ヒゲラに敗れて帰国。その後は野球評論家として活躍するも、平成5年、覚醒剤所持の容疑で逮捕。懲役2年4ヵ月の実刑判決を受ける。平成7年、仮釈放。評論家活動を再開。平成12年、センチュリー・ベストナインの投手部門1位に選ばれる。829試合に登板。通算206勝158敗193セーブ。2987奪三振。MVP2回、最多賞2回、最多奪三振6回、最優秀救援投手5回、防御率1位1回、沢村賞1回

波多野勝[ハタノマサル]
1953年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。現在、常磐大学国際学部教授。著書に『裕仁皇太子ヨーロッパ外遊記』『関東大震災と日米外交』(以上、草思社)、『浜口雄幸』(中公新書)、編著書に『浜口雄幸日記・随想録』(みすず書房)、『海軍の外交官 竹下勇日記』(芙蓉書房)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

11
江夏氏の著書は楽しみに読んでいます。理論派と情熱派が不思議にミックスしているところが魅力です。今回は波多野勝氏の目線も入り、当時の内幕も含めて色々なことがわかり、面白く読みました。一匹狼と揶揄され、協調性の無いような印象を植え付けられてしまった江夏氏ですが、「ボロボロになるまで投げぬく」と言う信念に心を打たれます。返す返す麻薬による汚点が無ければ、と強く思います。それほど現在のプロ野球を救える人物と思います。一度で良いからプロ野球の指導者にと祈ってやみません。2012/12/27

さすらいのアリクイ

6
江夏豊さんの自伝。日経新聞の「私の履歴書」の連載時の話よりも深くて細かい内容。江夏さんのクレバーで、繊細で、そして度胸満点なところなど色々な部分を堪能できる。この本は野球好きなら一度は読むべし。怖いツラだけの人ではないことがわかるから。野球で生きていくにはどうしたら良いかという考えを軸に、そこにお金や出会った人たちとのこと、ヤバい出来事や忘れがたい出来事が絡んでくる。濃厚。めちゃくちゃ濃厚。立ち振舞いが上手いだけではこんな文章は書けない。やんちゃさ、負けず嫌いと繊細さが交じり合った、複雑かつ深い内容の本。2020/12/28

生活委員

4
昭和の大投手である江夏豊氏の半生を、執筆時大学教授であった波多野勝氏(不祥事により退職)との対話形式で書き起こした自伝である。 本書の特徴は、一般的に知られている江夏氏の情報を波多野氏が列挙し、それについて江夏氏が回顧する点であろう。 今まで明かされることのなかった生い立ちや、阪神入団の裏事情、突然のトレード、リリーフ転向後の有名な「江夏の21球」に関しても言及されているので、江夏氏を知りたい人だけではなく、阪神ファン、いや70-80年代のプロ野球の様子を知りたい人にとっても楽しめる作品だ。 2012/01/09

芋煮うどん

3
面白かったが途中にさしはさまれる、ゲームの描写、工夫できないものかなあ。冗長に感じた2017/04/17

イチゴタルト

2
阪神南海広島日ハム西武を渡り合った男ですか。僕は江夏豊を阪神時代は奪三振王、広島時代は21球が有名なのを知っていた。知らなかったこともあり、南海で中継ぎの重要さを知り、日ハムでは相棒を育てることを知り、西武では管理野球を知り。そして昔の阪神は藤村富美男や村山実など、阪神の偉人は球団といざこざあるな~っていう印象が残りますよね。2019/01/04

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