内容説明
作家を志す孤独な青年が、断絶していた親の死、友人の死をへて、しだいに生きることの意味に目覚めてゆく。生きとし生けるものすべてを懐に抱く、作者タマーロの深いまなざしに満ちた自伝的長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青いサーカス
2
破壊的な少年時代を経て、ヴァルターは唯一の友アンドレアに出会った。仕事にも恋にも破れ、断絶していた父を見送った果てにたどりついたのは友の死だった。生きる意味に気づいてゆく、導かれるようにして。2020/06/26
緑のノート
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2017年頃から2019年頃。 「しゃがんで物を取ることをしないと、時間が経つと足が衰えてしゃがむことすらできなくなる」というような一文があったのはおそらくこの本だったと思う。 この一節をふとした時に思い出す。もう一度読んで確かめたい。
