内容説明
二人の独裁者の内面の葛藤と使命感を浮き彫りにする貴重な資料。
目次
1 1940年―イタリア参戦前後
2 1941年―独ソ開戦
3 1942年―北アフリカ戦線での独伊軍の挫折
4 1943年―独伊の敗色
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コラッジョ
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ヒトラーとムッソリーニの往復書簡集。 最初こそ強気に”平行戦争”と言っていたムッソリーニであったが、イタリア軍の弱さにどんどん姿勢が軟化していき、最終的にはドイツに屈従するまでの過程が良く解る。 しかし、ドイツに屈服する事はムッソリーニの本意ではなく、イタリアの国力の問題と、イタリア軍の軍事力の問題であった。 ”ドイツの兵器や資源は欲しいが、ドイツ人は要らない” ムッソリーニはこのようにSSの長官にして、ゲシュタポの長官でもあるハインリヒ=ヒムラーに面と向かって述べた事すらある。
katashin86
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解説者いわく「彼らの結合は彼らの破滅をもたらした」、それぞれを炊きつけ、野望への突進を誘惑した、あまりに迷惑な、二人の往復書簡。2019/04/25
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- Hans Hofmann