内容説明
四千年の大樹(幸田露伴)か、金口を吸うグロテスクな鯰(高村光太郎)か。世にもまれな商傑か、戦争屋の悪徳商人か。資料をふみわけ、評価が真っ二つに分かれる大倉喜八郎の真の姿に迫る。
目次
赤石の山のうてなに万歳を
命にかけてあやふかりけり
やがてなりたき男一匹
なみなみならぬ玄海の灘
四十五十は鼻垂れ小僧
世と共に進めや進め
大陸の汽車尽くる処此のさとは
まめかすとともに絞らむ智恵ぶくろ
いたづらに幾春秋をむかふしま
松のあるじはけふかはるとも〔ほか〕
四千年の大樹(幸田露伴)か、金口を吸うグロテスクな鯰(高村光太郎)か。世にもまれな商傑か、戦争屋の悪徳商人か。資料をふみわけ、評価が真っ二つに分かれる大倉喜八郎の真の姿に迫る。
赤石の山のうてなに万歳を
命にかけてあやふかりけり
やがてなりたき男一匹
なみなみならぬ玄海の灘
四十五十は鼻垂れ小僧
世と共に進めや進め
大陸の汽車尽くる処此のさとは
まめかすとともに絞らむ智恵ぶくろ
いたづらに幾春秋をむかふしま
松のあるじはけふかはるとも〔ほか〕